アトリエDEF通信

地方移住の代表格として、日々雑誌などのメディアで取り上げられている長野県。セカンドライフや、教育移住を含む子育ての新拠点として、幅広い世代から信州＝長野県は支持を得ています。コロナウイルス感染拡大を契機として、テレワークなどの「場所にとらわれない働き方」も拡大・定着し、ワーケーションや半農半Ｘといった造語が生まれた点も特筆できます。

長野県の移住エリアとして人気なのは、軽井沢・八ヶ岳・安曇野エリアではないでしょうか。都会では味わえない清々しい空気、清らかな水流、柔らかな土、鮮やかな四季の彩など、新生活に相応しい魅力が地方移住にはあふれています。加えて、三大都市圏、特に首都圏への交通網が充実しており、北陸新幹線や特急あずさ、高速バスなど、不定期のビジネス移動にも地の利を発揮するエリアです。

例えば、軽井沢エリアで近年人気が高いのが、軽井沢町の西隣に位置する御代田町。浅間山麓に位置する標高800～1,000ｍの小さな町で、日当たりが良好で緩やかな南斜面と、生活圏と自然環境が調和した街並みが魅力の地です。御代田町には、私が知り得る限りでも、東京・横浜・名古屋・大阪からの移住を実現したご家族が多くお住まいです。

前述の通り、リモートワークを実践されている移住者も多く、農作業や薪割り、バーべーキューや登山、スキーなど、それぞれの豊かな暮らしを、四季を通して垣間見ることができます。地域コミュニティも分野ごとに充実しており、移住者同士の交流もイベントやカフェなどで盛んに行われています。新転地での移住生活で、寂しい思いをすることはまずないと実感できるエリアです。

そして今の時季、気になるのは降雪量でしょう。軽井沢・御代田エリアについては、さほど降雪は多くありません。むしろ、晴天率の高さを売りにしているエリアです。2024年３月現在、15～20cmの積雪を記録する日もありますが、主要道路については除雪も行き届いており、日中の暖かさで融雪も早く進んでいます。

しかし、道路事情の不安要素以上に、この輝きにあふれた「白銀の世界」が待ち構えているのなら、ちょっとの降雪も許容範囲内でしょう。外は氷点下でも、家の中は薪ストーブでポカポカ。雪景色を横目に、コーヒーとクッキーを味わいながら、デスクに向かって仕事をするのも、移住生活ならではの理想のひとときです。

移住には、家族やパートナーの人生が大きく関係するため、多くのハードルがあるように感じられます。その地の気候・風土、暮らし、働き方、人間関係などはもちろんのこと、見知らぬ地での土地探しや家づくりには、誰しも不安を抱くものです。しかし、その不安に向き合える仲間が、私たち「アトリエデフ」には沢山います。移住を見据えた理想の暮らしのご相談は、どんな小さなことでも、遠慮なく私たちにお寄せくださいませ。