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スコンスコン?

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池田
上田本社

こんにちは

ホームセンターと書いて、無料で一日中遊べるアミューズメントパークと読みます、

工事部池田です

以前、建て方を行った際に大工さんが気になる会話をしていました、

「今回いい感じだね、スコンスコンじゃないし」

「そうですね!スコンスコンはちょっと良くないですよね、かといって渋すぎてもね、、」

スコンスコン、スコンスコン言っていてなんの話かよくわからなかったので、スコンスコンって何ですかと尋ねてみました。(僕もスコンスコン言いたい)

柱と土台・横架材(梁、桁)の接合部の「ほぞ」の渋さの話だったようで、スコンスコン=ゆるくてすぐに入るという意味でした。

 

(↑ほぞとほぞ穴)

また、ほぞが渋すぎると何度も何度も叩いて落とすか、一度外してほぞを微調整したりほぞ穴を微調整したりと、建て方の作業が中断されてしまいます。ほぞは一番数が多い接合部なので、現地での調整が増えると建て方全体の進捗にも影響します。

(↑柱脚、柱頭はすべてほぞがある)

(↑棟木をたたいて落としている)

大工さんは毎度、スコンスコンじゃないけど、2、3回たたけばピッタリくっつくくらいの渋さを狙って加工しているそうです。加工してから建て方までの間にも若干木が動いたりするので、ちょうどいい塩梅にするのは至難の業です。

そんな話を聞いてから僕も建て方の日には心の中で「あ、すごいいいい感じだな」「渋めだな」などとつぶやいています。(やっぱりスコンスコンは避けるみたいでたまに渋めの時がある程度ですが)

後日、別の現場で、我慢できず、今日いい感じですね!とドヤ顔で会話に入っていった際にまた面白い話を聞きました。

ほぞには後から込み栓という栓を入れて固定するのですが、柱側のほぞ穴の位置と梁側のほぞ穴の位置はわざと若干ずらしてあるそうです。

(↑込み栓 込み栓やビスをポケットに入れたまま持ち帰るのは現場監督あるある、実は洗ったこともあります)

ずらしてある穴にケヤキなどの堅い木を打ち込むことで柱と梁が引っ張りあって、継ぎ目がピッタリくっつくようにしてあります。

(↑図は誇張してあります)

こういったことは大工さんにとっては当たり前にやっていることで、現場や加工場に行った際にぽろっとお話ししてくれます。

今後も大工さんが当たり前にやっている工夫など、聞き逃さないように油を売りに行きたいと思います!

ではまた

 

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