循環学校 つくば
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先日、循環学校を茨城県土浦市の「つくばcasa」さんで開催しました。
私たちの家づくりのセミナーはかなり変かもしれません。
日々、循環の家のまわりで行われる作業のことや食べ物のこと、
山の手入れのこと、畑の作業のことなどなど。
建築的な要素がとても少なくて参加される皆さんには不満足な内容に
なってしまっているかもしれません。
実は循環学校でお話することのプログラムはまだしっかり固まっていません。
毎回アドリブに近いものがあります。
具体的に家を建てるという行為の前に確認しておくべき要素が多すぎて
自分たち自身その確認作業が追いつかないでいます。
更に知ろうとする領域がどんどん広がっていってしまっています。
家は暮らしそのもの。
では暮らしは何?
スタッフのミーティングで、毎日土をいじっているミミズくんがするどいツッコミを
入れてきました。
土の循環するスピードに対して人間の暮らしのスピードが早すぎて、
今の社会の生活のスピードでは何も循環しないんじゃないですか?
ミミズくんの2倍オトナの私は何も言えなくなってしまいました。
正解だと思います。
インドでは停電が起こり6億人の国民が被害を受けているようです。
アメリカでは干ばつで大豆、トウモロコシが超不作。あらゆる加工品、
飼料などが値上がりし私たちの生活を直撃する模様です。
無くてもよいモノを欲しがる暮らし、
売るためにつくる企業、生産者。
私たちは原始人のような家や暮らしを提案するつもりは無いのですが、
そうは言っても落としどころが見つかりません。
いつか必ず資源は枯渇し、更に枯渇した資源を蓄えるには億とうい年月が
必要になるかもしれません。人工は爆発的に増えるのに対して、現時点ですでに
すべての供給は不足しています。
土が循環できるスピードはどれくらいなスピードでしょうか?
そのスピードに合わせた暮らしはどんな暮らしでしょうか?
今より確実にスローな暮らしになっていかないと循環は保たれません。
循環の家は
もちょっと暮らしを掘り下げて考えていこうということになりました。
これから家を建てようと思っている皆さん。
いっしょに考えてみてください!
kojima