田植えをしました
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日曜日、長野市の大岡で田植えをしました。
旧大岡村という山奥で数年前に長野市に合併した過疎地域です。
今年で3回目の田植えになります。
品種は「ホウネンワセ」という、昔この辺りで多く植えられていた品種だそうです。
田植えをしてドロまみれになり改めて土の大切さを感じます。
すべての生命の根源がこの土です。
私たちが普段当たり前に食べているものは、突然に目の前に現れるわけではありません。
土はいろいろな生命が堆積して、長い時間をかけて豊かな土になります。
その栄養、成分を植物達が吸い上げて、人間や動物達が生きています。
そして植物自体が枯れ、私たちの排泄物や死骸などがまた土の成分となり次の
生命体の誕生に備えます。
ずっと循環しています。
安易な化学肥料使用、農薬使用はこの土の循環を止め土を汚してしまいます。
人間の都合の自然への介入には破綻しか待っていません。
砂漠がそれを証明しています。
土は世界各地で家の構造として使われています。
もちろん日本でも使われていました。
壁などの面をつくるのには自由度の高い土が都合良いからですね。
というか一番普遍的な素材で、もっと言うとそれしかなかったということにも
なりますが。
生活に密着していた土ですが、
土と私たちは乖離してしまいました。
土に触れていないと、何か人間は狂っていくのではないか? なんてことを考えしまいます。
土に触れているとなぜか不思議に安心感があります。
田植えは楽しかったです。
みなさんもどうぞ。
kojima