アトリエDEF通信

滋賀県の大津市に行ってきました。
棚田に囲まれた琵琶湖の見える場所に古民家付きの土地を購入しようと
検討されているお客様からの依頼で、購入前に下見をしてきたわけです。
琵琶湖とその周辺は雪で真っ白でしたが、
とてもすばらしいロケーションで文句なしの良いところでした。

さて気ははやるもので、
果たしてこの古民家をリフォームしてすむべきか？
はたまた取り壊して立て直すべきなのか？　・・・・。
お客様からの費用も含めたプロとしての意見を求められる。
非常に難しいですね、この質問は。
直せばまだ使えるこの家を壊してしまうのは忍びない。
けど、必要以上に大きい建物をきちんと直そうとすると費用は相当にかかってしまう。
新築であれば、自分たちの思い描いている大きさ、間取り、外観の自分の家をつくることが
可能。
リフォームは見えがかりだけを直すのであれば費用も抑えることができますが、
やはり構造のこと、断熱のこと、屋根や外壁に及ぶとそれなりの出費になってしまいます。
さらにお化粧だけのリフォームでは、また数年後からあちこちの修繕が必要になってしまいます。
初期投資を押さえても経年の出費が膨らんでしまうわけです。
ということで、後日更に調査を加えて建物の状況を判断したいと思います。
周辺には地域特有の家のつくり方が残っていて参考になりました。
kojima