屋根のお話②
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屋根のお話 続き
瓦屋根についてのお話を少々。
DEFの家の中では鋼板葺きに押され気味の瓦屋根ですが、
その性能は非常に高く、メリットもたくさんあります。
まずは耐久性。
だいたい50年くらいは、大きなメンテナンスが不要です。
建物の建て替えや改修のタイミングの時でも、
元の瓦を捨てずに再利用する事もあるくらい…。
土からつくられる瓦はゴミにはならず、最後はまた土に還るので、
その寿命はズバ抜けて長いと言えるでしょう。
さらに断熱性が高いんです。
日本の夏は年々暑くなってきていますが、
瓦屋根の場合、瓦そのものと、瓦と屋根下地との間の空気層によって
断熱してくれるので、とても快適!
また、遮音性も高いので、とっても静か。
お施主様の声を聞くと、雨が降っている事に気付かないとか…。
デメリットが見当たらないような瓦ですが、
欠点といえば 重い という事。
その重さ故に、地震国日本では不利である という風潮があるのです。
確かに鋼板などに比べれば重いですが、イコール使えないというわけではありません。
瓦屋根という事を考慮して構造計算すれば、全然問題ありません。
惑わされないで!
代表的な屋根の種類を2週にわたって書いてきましたが、
あなたはどちら派ですか?
僕は…どっちだろう。
砥石