アトリエDEF通信

三日間栗駒研修を通して。これからデフで働くことにワクワクしている竹入です。
今回、前から興味のある栗駒に行ける！ということで楽しい研修になるだろうな♪と甘く考えていました。
　
一日目は山の現状、現在の建築業界、環境のこと等・・・
今まで自分が間近で見てきた家づくりを根底から覆させられました。知らない事が多すぎて恥ずかしい気持ちと、これからやっていかなければならないプレッシャー、正直不安でした。そして追い討ちをかけるように自分が最も苦手な自炊・・・。担当は小川君と自分（ちょっと心配）
「夜はハンバーグ！」というのを勝手に（小川君の独断で）焼肉に変えさせていただきました♪と安心したのも束の間、明日の朝食、昼食を「どうしよう」と思いつつ就寝zzz

そして朝。頼りの小川君が起きません(Ｔ＿Ｔ）しかたなく先に卵を割ってみる・・・時間が無い事に気づく自分・・・やっぱり小川君を起こしに！その後の彼の手際の良さ、オニギリの握りっぷりに惚れ惚れしました♪味噌汁は絶品！
　
　二日目はブナ原生林を散策。天候吹雪。早速過酷な自然にぶち当たりました。。。初のカンジキを履き、自然を守る会々長（70歳？）の「いかに山を！水を守ってきたか！」という壮絶な話を聞きました。吹雪の中サラッとすごい話をする会長。熊の毛皮を使ってソリをする会長。自分は弱いな・・・と感じつつ、降りてきて建物の中で飲んだコーヒーはうまかった♪
　午後は伐採を体験。チェンソーを使って実際に木を倒してきました。見た目と違い、かなりの危険性が潜んでいる作業。倒す方向、作業場所、機械の持ち方、足元、周り、風向き・・・いろいろ。そんな作業を簡単にこなしていく山の男達。さりげなさがカッコよすぎる♪表向きには見せない苦労、努力、気構え、見習う事たくさんありました。
　
　最終日は製材所を見学兼お手伝い。木材を薫煙釜まで入れ、着火するところまでを体験。薫煙の釜に材木がきれいに入っていくのに感動しつつ着火。ちょっとした達成感♪
　かなりハードで貴重な三日間でした。これからの自分達がやっていかなければならない事、山に恩返しをする事、水を守る事、そして地球を守るというスケールの大きい気持ちにビックリしながらも、自分の出来る事から始めていこうと感じました。これから一生懸命頑張ります！