栗駒研修日記
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宮城県はとても寒いです・・・ 今年DEFに入社した丸山です。3月28~30日まで宮城県の栗駒に新入社員研修ということで、僕を含め6名で宮城まで車で8~9時間かけて行ってきました。
新人研修ってどんなことをやるんだろうと思い、びくびくしながら宮城でお世話になる住まいの風工房さんの事務所まで行き現在の森の状態や、これから地球や森にたいして工務店や材木屋さんが何ができるかということの話を聞きました。
今回の研修はご飯は自分たちで自炊との事だったので行きの車の中で、「夕飯何にしようか・・・」と自炊会議が延々と行われていました。で、なんとかご飯を作り終えることができました。次の日は、今回の研修のメインイベントでもある栗駒山の冬山の散策と、伐木作業です。冬山散策はまだしも、伐木作業は先日、山武の大場社長がチェーンソーを動かして見せてくれたのですが、その音にびびっていまって、伐木作業にはかなりの不安が付きまとっていました。
まず、午前中に栗駒山へ行き冬山の散策をしました。で、山に着いたら大吹雪で一寸先が見えないほどでした。「これは、はぐれたら遭難するんじゃないの・・・?」と不安を抱えながら山道をトコトコ歩いていきました。雪の上を歩くのにカンジキを履いて行きました。その時の積雪は3~4mぐらいはあったそうです。人生初のカンジキに戸惑いながらブナ林へと歩を進めて行きました。自然を守る会の会長さんに案内をしてもらいながら木の種類であったり、現在の山の現状などの説明をうけました。会長さんは70歳ぐらいなのに雪山をサクサク歩いて行って最後には坂のところを滑り台にしてはしゃいでいて、まだまだ元気ですごいなーと思うとともに、自分の体力のなさに情けなさを感じていました。
午後は、ついに伐木の時間が来てしまいました。先に山武の人が見本を見せてくれて、あっさりと伐ってしまっていたので、「あれ?案外楽に伐れるもんなのかな?」と思いサポートしてもらいながらチェーンソーを廻し、木に歯を入れたらかなり力を入れて抑えないといけなくて、悪戦苦闘しながら木を切り倒しました。木を1本切るって言うことはこんなに大変な事なんだと実感した瞬間でした。
次の日、午前中は山武さんの製材現場を見学し、自分たちでも機械に木材を通す体験をさせていただきました。木を縦方向にスライスする機械や、丸太の木の皮を剥く機械、材木を一定の巾に切る機械など色々見させていただき、体験もさせていただきました。
午後は材木の燻煙乾燥のために材木をサンを使って一定の隙間を空けて山積みに作業を手伝ったり、燻煙乾燥の燃料になる木材の端材を釜に詰め込む作業をしたりしました。この作業は手間がかかるので、しっかりとした材木を提供したいという大場社長の信念が感じられました。で、夕方4時ぐらいに全ての作業が終了し山武さんにお別れを告げ帰路につきました。
今回の研修を通して感じたことは大井社長、大場社長、自然を守る会の会長さん達の地球、山、水に対する気持ちがひとつになっているので様々な事に挑戦していけるんだなと感じました。