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11.木工事。大工、手刻み。
- アトリエDEF
- 八ヶ岳営業所
こんにちは。
山梨営業所の中森です。今日はいよいよ基礎工事が始まった「家づくり~夢が形になるまで」ブログの「木工事編」です!!
「木と土と自然素材」で家をつくる工務店アトリエデフ。
そのまさに本丸ともいえる「木」がテーマです。
外材や合板を使わず、日本の無垢の木だけを使った家づくりを行っています。
天然乾燥と低温の乾燥機で乾燥させること、くんえん乾燥を行うこと、ただの国産の無垢材というだけではない、しっかりしたこだわりがそこにはあります。
その熱いメッセージは↓の投稿をご覧ください。
こうした拘りの木材を使い、伝統の技術を用い、信頼できる大工とともに、アトリエデフの家は作られています。
この木工事を担う大工。昔ながらの「刻み」ができる職人は年々減少しているといいます。
乾燥され角材の状態で届けられた材を見て、どこにどの材を使うかを決める目、材木を適材適所に収めるため、ノミとカンナで「手刻み」をする高い経験と技術。
アトリエデフの家づくりを担う大工さんは、本当に高い技術を持ったスペシャリストばかりなのです。
そんな大工さんの仕事は見ていても、とても美しく感じます。丁寧な作業が必要な「刻み」ですが、自宅を建てるときに、馬場棟梁の加工場に図々しくお邪魔して見学させていただいていました。
こうして、刻まれた柱を一本一本組み上げて、柱・梁・棟などの基本構造を完成させ、棟木を上げる工程が、「棟上げ」です。
何もないところに、家の形を作り上げる時間、大工にとっての1番の見せ場であり、1番緊張するときです。棟木や垂木、大壁であれば一部の柱など、家が完成した時には見えなくなる場所も多々あります。
棟上げが終わった後の家の姿は本当に美しいです。僕も棟上げされた家をいくつも見てきましたが、いつも感動的な思いになることに変わりはありません。梁の継手や、栓を打たれた柱など、どれも今の住宅では見ることができない技術がそこにはあります。
山梨営業所の近所でも、1棟棟上げを迎えた家があります。晴れ渡った空の下、かけや(大きな木槌)が材木をたたく音が響き渡るのが何とも小気味良いのです◎
柱・梁・棟を組み上げる棟上げが大工の、木工事の見せ場と言いましたが、ここからまだまだ木工事は続きます。
床を張る、天井を張る、階段の製作、サッシの枠づくり、はたまた棚などの家具作成etc
これらも現場に納められた材料を、大工が手作業で作り上げていきます。どれも緻密な作業で手間がかかります。
こうした木工事も含めて、約8か月の時間をかけて家が完成します。いつか家を建てていただくお客様には、こうした大工の技術を自身の目で見ながら楽しんでいただきたいと思います!