kanto
群馬だより〜毎日お口に入る箸だから
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息子、卵アレルギー、海魚アレルギー。
娘、アトピー性皮膚炎。
妻、生の甲殻類アレルギー。
僕、各種花粉・大豆・果物・などなどアレルギー多数(大涙)。
でも、元気です。キノです (^^)/
息子が生まれ、離乳食の時期に卵アレルギーが発覚し、食べ物に気を配る生活にシフトした木下家。
せっかく選んだ無農薬や有機のお野菜。そして調味料。
口に入るまで大事にしたい。
盲点だったのが食器やお箸でした。
アトリエDEFを知るまで「塗料」には無頓着でした。
ここ関東営業所では、施工に用いる材木と同じ低温&燻煙乾燥の材木を使い、引き渡しの際に床などに塗る蜜蝋ワックスで仕上げる「お箸作り」のワークショップを時折行います。
先日は、当社のイベント開催が土日に多いため、仕事の都合で参加できないお客さまが平日にえんの家の見学にいらした際に作っていただいたこともあります。
そして、ちょっとブログアップが遅くなりましたが、1月22日(日)に埼玉県本庄市にある、築100年以上の蔵をカフェにした「ニノクラ」にて、この箸作りワークショップを「子どもがなめられる家のお話会」と組み合わせて開催しました。
会場は白い蔵。奥のレンガ造りの蔵もとっても気になる…(-_-)ハイッテイミタイ
内部の2階はこんな感じ↓。なんと使用料無料◎
1階はメインのカフェ。気になる方はぜひご来店を!(笑)
素敵な梁ですよね〜
DEFの話をするにはもってこいの場所です。
それでは、箸作りからスタート。
まずは材木をかんなで削ります。
すでに型があるのでこれに材木をはめ込み、ひたすら「シュコッ、シュコッ」と削るのみ。
(毎度のことで、写真撮り忘れですm(_ _)m)
次はサンドペーパーで磨き、角を落とします。
ここで近藤さん、一言アドバイス。
「持つ部分は角でも、口に入るところは丸いと具合がいいですよ◎」と。
う〜む。優しいアドバイス。にくいねぇ!
削り節はまるで削りたての鰹節。
僕の祖父が鰹節業を営んでいたので、できたてホカホカフワフワの鰹節を工場でよく食べていました(笑)
この日は、お客さまが削り節を「持って帰って、袋に入れて香りを楽しむわ〜」と。ビニール袋を常備されてるあたり、流石でした。
最後は蜜蝋ワックスで仕上げ。
出来上がりが、すでに↑でご覧頂いたお箸2膳。
材は、杉と桧です。
都合で参加できなかったご主人のためにも、と素敵な奥様◎
この後、イベントのタイトルにもした「子どもがなめられる家のお話会」として、日本の材木の現状や、森のこと、塗料のことなどを例にDEFの考える家造りを少しお話させていただきました。
メモを取っていただいたり、積極的にご質問いただいたり。
リアクションに感謝感激でございます。
そしてお待ちかねのランチ!
皆さん、さっそく自作のお箸に愛着がわいていたのか「軽いし、使いやすい!」と絶賛されていました。
そうでしょう、そうでしょう。簡単な工程でも自分の手で作ったものは大切にしたくなりますよね。大事なお金で買ったものでも壊れてしまえば悲しくなりますが、より一層、物を大切にする心になるのではないでしょうか。
たかがお箸。されどお箸。
安心、安全の食器やお箸で、ご飯を体に入れてあげたら、体ももっと喜ぶと思います。
さて、国内で消費される割り箸は、年間200〜250億膳とも言われています。
日本の人口で割り算すると、2日に一膳を使う計算に。
昼も夜も割り箸の方、いらっしゃいませんか?
そして、その97%が輸入された割り箸です(主に中国から)。
割り箸は環境破壊?
では、ないんですよね。
間伐材なので、使えば使うほど無駄な木は森から消え、太陽の光が届く元気な森になっていきます。
国産の割り箸は2〜3%。
間伐材で作られている、無漂白の素敵な割り箸があります。
DEFがイベントなどで使用するのは、郡上割り箸。
ちょっとアツくなってきました(汗)
ので、本日はこの辺で!
2月12日(日)は、「鍋敷き作りと土鍋ランチ」をえんの家のイベントとして開催!
近日中に公開しますm(_ _)m