冬のビオトープ
- Series
- アトリエDEF
- 八ヶ岳営業所
循環の家のビオトープ。
先週までは表面に氷が張っていました。
5センチくらいの厚さでカチカチ。
氷の下ではメダカがそっとしています☆
みんなでかたまっているようです。
いるのはメダカだけではなさそうでヤゴなどの虫もいるようです!
寒いときだと-20度近くまで冷え込む原村、このビオトープの氷も今より大分分厚くなっていきます。
人が乗っても平気なぐらいに。
それでも屋根やバイオジオフィルターから雪解け水がすこしずつ流れ込んでいるので、
池底まですべて凍ってしまうことがなく、わずか5センチくらいのところで生き物は生活しています◎
メダカや虫だけでなく微生物や藻などの他の生物も冬の間、池の底の土の上でそっと暮らしています。
凍ってしまって何もないような池でも、底の方ではメダカの糞を微生物が分解して、その微生物や藻をメダカや虫が食べてという循環をゆっくりと繰り返しながら環境整えてくれています。
そうして春を迎えて、水辺の植物が栄養をもとに育ち、より豊かな環境を作り出してくれます。
なかなか人の目には見えにくいものですが、自然の中に暮らす生き物それぞれがお互いに居心地のよい環境を作り出しながら年月をかけてバランスを整えているんだと思います。
私たちも自然の中に暮らすことを考えるには私たちの居心地のよさはもちろん、他の生き物の居心地にも目を向けなければなりません。
自然界の中であれば何年と年月のかかることでも、私たちが自然に寄り添った暮らしを営むことが、
もう少し効率よく環境のバランスを整えることにもつながります。
自然のスピードに向き合いながら手間ひまかけて暮らす中で、環境のバランスを整えてあげることが、
小さな地球をつくるということだと思います!
Kyouhei