kanto
群馬便り~ふじおか瓦を見学してきました!!
- アトリエDEF
- 八ヶ岳営業所
先日、工事部長のエビさんとふじおか瓦の見学に行って来ました!
共和建材の五十嵐さんを訪ねました。
ふじおか瓦、というのは、群馬県藤岡市で奈良時代から続く
瓦づくりのことです。
かつては瓦づくりが盛んな地域でしたが、
今では伝統的なふじおか瓦を焼いているのは五十嵐さんだけに
なってしまったとのこと。
伝統的な瓦と今どきの瓦は何が違うのか?
先ほどの画像が藤岡瓦。
一見単色に見えますが実際にはすごく複雑な色合いをしています。
こちらが今どきの瓦。
色が単色なのが分かります。
この違いは焼きの温度と時間にある、と五十嵐さん。
今どきはとにかく焼き切る。
そうすると水をはじくようになり、寒冷地でも凍結に対して
強くなって使えるようになる。
ふじおか瓦は昔ながらの焼きで作っている。
一番の特徴は水がしみ込むこと。
瓦に水をかけてしみ込む様を見せてもらいました。
(もちろん表面だけで瓦の下側に水がしたたり落ちる、ということはありません。
念のため)
なぜ水がしみ込むのがいいのか?
例えば夏の暑い日、夕立がふればそれが瓦にしみ込み、
気化熱として周りの熱が奪われ涼しさが保たれること。
水がしみ込めばそこにこけが生え、自然な景観を作り出すこと。
それは瓦が生きているということ。そこに生命力があるということ。
五十嵐さんに語っていただきました。
DEFでも自然の木を天然乾燥や低温、燻煙での乾燥を用いて
木の生命力を活かした家づくりをしていますので
このお話はすごくよくわかりました。
そして何よりこのえも言われぬ複雑な色合いにすっかり
魅了されてしまいました!!
(前橋の営業所に見本としていただいちゃいました!
是非この美しさを一度ご覧ください!!)
伝統的な技と年期の入った道具を駆使して日々瓦づくりをされている五十嵐さん。
楽しそうに説明されるお姿にすっかり魅了された二人でした。
ハヤシ