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八ヶ岳営業所の春
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暖かな春が信州にも到来しています。長野市や上田市、諏訪湖畔では桜も満開。原村や軽井沢町、御代田町は、開花が始まった頃でしょうか。標高に応じて、桜の開花を時差で楽しめるのも、信州ならではの魅力かもしれません。
さて、普段は上田本社にいるみかみですが、八ヶ岳営業所に3日間連続で訪問する機会を得ました。上田のモデルハウスを拠点にお客さまをお迎えする私にとって、八ヶ岳のモデルハウスは、周辺環境も含めて大きな魅力にあふれた建物です。デフが提案する「暮らし」のイメージを育み、環境にやさしい「素材」や「エネルギー」を体感するには、とても良い設備・環境が揃っていると言えます。
エコーラインから八ヶ岳営業所へのアプローチに入ると、モデルハウス『循環の家 八ヶ岳』が迎えてくれます。正面からその美しい容姿を撮るのもヨシ、森を交えて少し斜めから撮るのもヨシ。訪問するワクワクは、既にココから始まっています。さらに歩みを進めると、輪切りされた丸太の山の背後で、純白に輝くコブシの花が満開を迎えていました。
八ヶ岳営業所の『顔』となる建物では、キッチンリフォーム他が絶賛進められていました。ウッドデッキも併せて更新されており、営業所のみんなが集まる拠点として、どのような進化を遂げるのか楽しみであります。それにしても、真正面から見たこの可愛らしいシルエットに、何度観ても強く惹かれるものがあります。
こちらは先日の「春の間伐イベント」で、切って、割って、運んだ大量の薪です。また訪れる厳しい冬に向けて、森林整備の恩恵は薪に形を変えて、しっかりと乾燥が進められていきます。ここは日当たりも、風通しも良さそうなので、良く乾きそうですね。循環する暮らしを象徴する「森の燃料」は、営業所の各棟、そしてモデルハウスで消費されていきます。
モデルハウス『循環の家 八ヶ岳』に辿り着くと、そよ風が吹き抜ける土間が迎えてくれます。薪ストーブは、来場されるお客さまの人気者です。「どうやって使うの?」「どんなことができるの?」。日々嬉しい質問攻めを味わっている薪ストーブくんも、当日は静かに鎮座していました。暖かい春の訪れを感じて、少しホッとしているようにも見えます。
一方、年中休む間もない「竹ボイラー」くん。この日も黙々とお湯を温めていました。ガスを使わないで、竹で火を熾し、その熱量でお湯を沸かす仕組みです。放置竹林が問題になっている昨今、竹林整備を通して得られた竹材を、このボイラーの燃料として活用しています。エネルギー価格の変動に左右されない、安定的なエネルギー資源として、竹材が当たり前のように活用される時代が来ると良いですよね。
紹介し始めたら止まらない、八ヶ岳営業所の魅力。新緑に溢れ、田んぼに水が引かれる時季を迎えれば、より美しい場所に映ることでしょう。上田本社のみかみが見た、八ヶ岳営業所の春を今回はご紹介させていただきました。