tohokushin
ほくほくのうちに、追伸です。
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P.S(追伸の長さではないですが、ごめんなさい。)
昨日、ほくほく無事に建て方を迎えることができましたが、ここまでの道のりは険しいことばかりでした。
温室育ちの私には、高かった申請の壁。一番は防火法規。(構造でも大混乱)
そんな防火設計も、桜設計集団の安井昇先生に相談に乗って頂きながら、何とか着工に…
ご縁もあり、先月、安井先生をお招きして、社内での勉強会を行いました。
法令集をみると、防火についての法規はとても多く、読みとくのにかなり分けわかめな書き方をしている箇所も多いので、理解が大変な項目です。
「告示ってなんやねん!」
「結局何がいいたいねん!」
(なんとなくエセ関西弁でいきます)
ってことを安井先生のめっちゃ分かりやすい説明の講義により、あっという間の3時間でした。
結局、法規を理解するというのは、申請を通すためということではあかんのです。
万が一が起こった際に、人命が助かるように法律を定めているのです。
なので、法律の本質を理解してこそがキモ。そのあたり、まだまだ勉強あるのみだなと。
今回の3階建ては、石膏ボードメイン(※普段デフでは使用しない素材です)での防火設計となりますが、燃えしろ設計でもできるよう社内でも検討を進められらいいなとぽつり。
その場合、耳が痛くなるほど聞いた大臣認定というワード。大臣認定をとる資金は、クラウドファンディングでいけるのか!ヘルプ資金!講義後、そう叫びたくなったのでした。
石膏ボードの目地の燃え抜き実験の様子↓
石膏ボード目地裏に、当て木があるのと、ないのとでは、
火災が起こった際、どれくらいの時間で火に燃え抜かれてしまうのか!という実験しました。
さて、結果はといいますと。
安井先生的には、「ほら。当て木がない方はあっという間に燃え抜いてしまうでしょ。だから、当て木をしないとあかんのですよ。」という結果を期待していたのですが…
サンプル作成者の大西さんこと、Mr木ずなの施工の制度が高く、思いの他、燃え抜くまでに6分半という粘りをみせた結果に。(この日は雨天のこともあり、湿気で膨らんだのかなとも)
ただ、現場での施工は、ボード何十枚、何百枚貼るため、すべて同じ制度での施工は中々難しいですよね。と安井先生から苦笑しながらまとめ頂きました。
防火に構造に本当に学ぶことはまだまだつきませんね。
安井先生、終始楽しい講義本当にありがとうございました。
でめ