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アトリエDEF通信

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八ヶ岳の風~「内側」をみつめる、おむすびの会。

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アトリエDEF
八ヶ岳営業所

先週の土曜日のこと。循環の家八ヶ岳で、野菜料理家・手仕事道具研究家の宮本しばにさんと、新米かまどおむすびの会を開催しましたよ。


奥で話してくれたのが、宮本しばにさん。お料理や道具に関する執筆もされながら、各地にいる職人さんに出会い、「自然」である台所道具を探し求め、自ら使い、商品化もされています。

今回は、新米をかまどで炊いて、おむすびにぎろう!というわけで、ご飯を炊くところからのイベントです。使う道具は、コチラ~

「おぎのやのかまめし」~。これで一合分のごはんが炊けちゃうのです。
手作りの土かまどに火をつけて~(この土かまどは、手作り!デフのお家で使う土壁の土で作れちゃいます)


森で拾ってきた枝とか、赤松の葉っぱとか、お家の建築端材を燃やして、
ふうふう、せっせ!と炊いて~


羽釜からおひつに入れて、少し置いたお米を、自分の手のひらで、お塩と共に自由にむすぶ。

こうすればおいしいとか、そういったコツではなく、「自分らしく」「良い加減に」
むすぶ。その感覚を愛して、信じることが大事なのだと教えて頂きながら。

さらに循環の家のキッチンで、おかずもつくりました。
しばにさんのWebショップ studio482+ でも販売されている、すり鉢や銅製の卵焼き器を使ってのおかずづくり。




道具の持ち味、そして食材の持ち味。
それを知り、活かすことが何よりも大事だと教えてくれました。


しばにさんが話していたことで、すごく良いな、と思ったこと。

【内側と、外側。】
お料理にも、人間にも、内側と外側がある。
お料理の外側は、社会に溢れている。目を引くようなレシピ本も、外側の話。
だけど、人にも外見と内面があるように、料理にも、外側と内側がある。
しばにさんは、料理においても、いつも内側がみたいのだと言っていました。
それは、自分の内側と繋がっている。

例えば、トイレ。毎日お掃除されたトイレは、
外側 → いつもピカピカ。きもちよい。
内側 → 毎日のお掃除を通して、自分の心を掃除する。

お料理も、
外側 → おいしい味付け、飾り付けきれいに。素敵な器。
内側 → 誰かを想う。食材や道具のアシスタントをする。その料理を通して自分はどうしたいのか、自分に問う。

いつでも、どんな料理がしたいのか、自分の内側を探っていくのが好きなんです、と宮本さんは仰っていました。


家も、同じだなあと思います。
完成しちゃえば、まるでずっと前からそこにあったかのように自然な佇まいだけど、その自然な美しさが姿になるには、山の恵みがあり、人の手に宿る技術があり、人も自然も思いやるたくさんの人の想いがある。そういう目には見えないものを、大事に伝えていきたいなあとおもった、おむすびの日でした。

yosssy

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