tohokushin
信州だより~DEF長年のパートナー・金井大工の加工場へ
- アトリエDEF
- 八ヶ岳営業所
こんにちは、上田本社のあきたです。
先日は八ヶ岳営業所からもらった渋柿で干し柿をつくりました。
現在はお空を優雅に泳いでいます(笑)
さて今日は、デフが長年お世話になっているパートナー
金井大工の加工場にお邪魔してきました。
本社からチャリで5分のご近所さんです。
到着後すぐに「みせてあげる」と
わざわざ材を引っ張りだしてきてくれました。
金井さんは現在、
中野市で建築予定の材を加工されている最中。
1ヶ月ほどこちらの加工場で作業する予定なのだとか。
重そうな梁材ですね。
デフのお家はすべて大工さんが手刻みして建てるので、
大工さんの加工場にたくさんの構造材が届きます。
そしてその加工場の中で加工=墨付けと刻みを行います。
1カ月じっくりと時間をかけて刻んでいきます。
図面を見せて貰いました
少し見にくいですが、
■はこの上に柱がきますよ~
×はこの下に柱がありますよ~
○はこの下に束(土台を支える材)がありますよ~
という意味だそうです。
ふむふむ。
では実際に穴をあける作業を見てみましょう。
初めに「墨付け」といって材に加工線を付けます。
その墨付け線にそって
角のみという機械で穴をあけていきます。
)( マークはここの内側に四角の穴を開けますよという意味だそう。
位置を確認してから
ぐるぐるとハンドルを回して削っていきます。
これを繰り返して穴を広げていきます。
上の写真は台形の蟻継ぎ加工もされているもの。
また後日、これとペアとなる材に凸の加工を施します。
また図面に戻ります。
数字は梁の寸法です。
大体、柱があるところで梁も区切られているのですが、
たまに柱がないところで長さが区切られている場合があります。
それは柱無しで梁同士をつないでくださいよ~という意味です。
そんなときに登場するのが「追いかけ」という加工。
デフブログでもよくみかける「追いかけ大栓継ぎ」です。
梁と梁をつなげる役割を果たします。
組み合わさった様子は↓で紹介されています。
https://a-def.com/defblog/40198
ふむふむ、いつもできあがった材しか見たことなかったけれど
こうやって刻んでるんですね。
「50年近く毎日毎日、これやってんのよ~。」と
大変そうにおっしゃる金井さん。
でもニヤリと笑みを浮かべています。
こうやってふらっと立ち寄っても、気さくにお話してくれる
おしゃべりで優しい金井さんです。
人の手でつくることはもちろん
こんな人の手でつくる
そんなところまで知ってもらえるように
顔の見える家づくり、続けていきます。
11/18(日)には金井さんが担当した上田市のお家で
オーナーズハウス見学会を行います。
金井大工の技をこの目で見たいという方は是非ご予約を!
イベント詳細はコチラ
マスクで顔が見えない(笑)
あきた