kanto
チェーンソー片手にちょっと栗駒まで。
- oh-!
- 軽井沢・佐久オフィス
こんばんわ。八ヶ岳のおーです。
先週の11月7日から12日までの6日間、私、設計の大森ちゃん、でめちゃんの女スタッフ3人で、車にチェーンソーを乗せて、再び栗駒の地へ林業体験の研修へ行ってきました!お世話になったのは、先月の社員研修に引き続き、くりこまくんえんさん。
今回の研修は、実際に林に入り、木を伐採するまでの過程を体験させてもらいました。
作業の初日、まず伐採するための足場をつくるために、刈払機で草と低木を刈ることに。今回作業する現場は、山ではなく民家の裏の林。こういった屋敷林のことを居久根(イグネ)と言うそうです。民家へ木が倒れないよう、慎重に作業しなくてはいけない場所です。朝7時半から作業開始。まず初めにすることは、「目立て」。機械の刃を正しく研ぐことです。これが作業効率を大きく左右するそうで、「目立て」がすべてなんだとか。作業の休憩時や刃のキレが悪くなったと感じたときなど、1日に何度も目立てをしました。
これがとっても難しくて、研げている!という実感があまりできず、習得するには練習と経験が必要だな・・・と感じました。最初は、林の木々の間の草や低木を刈払機で刈っていきます。山の斜面で草や低木を刈る場合は斜面に対して帯状に下から順番に刈っていくこと、数人で作業する場合は効率を考えて人を配置して一方通行で作業することなど、教えてもらいながら作業しました。
翌日からは現場に重機も入り、チェーンソーでどんどん伐倒していきます。まずはやっぱり「目立て」。見本を何度も見せてもらい、説明を聞きます。真剣に目立ての様子を見つめる大森ちゃんとでめちゃん。
それぞれマンツーマンで、手取り足取り丁寧に教えてもらいました。そしてチェーンソーの使い方の練習。今回ご指導いただいたくりこまくんえんの大場班の人たちが使っているチェーンソーと比べると、目立てが全然できていないことを実感。私が研いだチェーンソーで切ると、切り口がU字に・・・。丸太を下まで切れないという事態でした。
リーダーのトモさんから「こんな切り口やろうとしれもできないよ、ある意味芸術的」とフォローをいただいて、目立て直し。いや、ほんと難しかった、目立て・・・。
次は伐倒です。チェーンソーの刃の入れ方を教わり、どうしたら倒したい方向に気が倒れるかを説明してもらい、倒した木の枝払いを、チェーンソーを使い、みんなで手分けして行いました。倒した木は長さを測って、採材します。丸太の重心を見極め、切り方や転がす向きを考えながら切っていきました。ここで、「回し切り」という技も伝授してもらいました!
何度かこれを繰り返し、チェーンソーの使い方にも慣れてき頃、いよいよわたし達三人も伐倒です。まず、木を見上げて重心を確認。伐倒方向を定めて、受け口を切ります。もう一度伐倒方向を確認し、追い口を入れていき、木がミシミシと倒れはじめたら退避。これは大森ちゃんが伐倒した幹幅56cmもあった杉の木(サイン入り)。倒れた瞬間も迫力があって、その重さに地面が揺れました。
実際に何メートルもある木を倒すとなったとき、チェーンソーで切りながら、正直本当にこれくらいでいいのかなぁという不安だらけでした。
それを話したとき、トモさんが「大切なのは、切るぞー!やるぞー!という気持ちなんだ」とおっしゃっていました。大木を倒す時は、どんな職人でも気持ちで負けていたら挑めない、それこそ大きな怪我につながってしまうそうです。
今回、大きな広葉樹の桂や欅の伐倒にも立ち会うことができ、雨の中みんなで枝を払い、川から木を運び上げ、採材をしました。切りたての欅は、とてつもなく臭かったし、すごく固くて切るのに苦労しました。この日は全身ドロだらけで、働いた充実感ハンパなかったです!
天候の関係で実際に実働できたのは4日ほどでしたが、一本伐倒(木を切り倒す)し、その倒した木をみんなで協力して枝払い(枝を切り落とす)し、採材(長さを測って切る)をするまでを体験できて、DEFで使っている木がいろんな人に自慢したくなるくらい誇らしく思えました。
そして、大切に木を育てること、守っていくことが私たちの仕事に大きく繫がっていることも実感できました。今回の研修でお世話になったくりこまくんえんの大場班の皆さん、千葉さん、高橋さん、そして研修を快く引き受けて下さった菅原社長、とても充実した一週間を本当にありがとうございました。
まだまだやり足りない気持ちで帰ってきてしまったので、使い方を忘れないうちに、八ヶ岳でも引き続きチェーンソーを使ってできること探さなくては・・・ということで、チェーンソーを使ったお手伝いの依頼、募集中です(笑)
チェーンソーをマスターするまでがんばるぞー!
oh-!