みみずくんの冬の保存食①@循環の家
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霜が降りた原村。
初霜を目安にしていたので、今日は芋類の収穫◎
里芋にヤーコン、大根など土の中の野菜たちができてきました(^^)
それと同時に今年も楽しみにしているのが寒い地域の秋冬の保存食づくり◎
今日は早速収穫した里芋の茎を使った「ずいき」づくり。
大きく育った里芋の茎の部分の皮をむいて
穴をあけて、麻ひもを通して、風通しの良い軒下に吊るしました◎
水分が抜けて色が変われば完成です!
これからできる大根や人参と一緒に煮物にするのが美味しい(^^)
自分が小さな頃、一緒に住んでいたばあちゃんがやっていたのを覚えています。
「ずいき」だけでなく大根や柿、サツマイモや餅。
ちゃんと教わったことはなかったけれど、何となく覚えている保存食だけでもいくつかありました。
先日、栗駒からの帰りには自分の生まれた福島県の飯舘村を見ながら帰りました。
震災から3年半、生まれ育ったその土地、家の周りでは本格的な除染作業がはじまっていました。
そこに生活する人の姿はなく、
大きな重機やダンプ、作業服を纏った人によって家や田んぼや畑が除染されています。
畑や、田んぼの土は入れ替えられ、お家の敷地は造園工事をしたかの如くきれいで、
多くの作業員の姿はあれど、そこに暮らす人々の面影はない。
あまりにも不思議なその光景をみて、
そこに長い年月をかけて作られた「風土」そのものが失われていくような感じがしました。
昔からこれまで人の手によって受け継がれてきた伝統や知恵。
長野にいて畑や田んぼや山に入ることのできる今は、
日々の暮らしの中でこそ、それを見失わないように手を動かしたいなと思いました。
そんなことを思いながら茎を吊るした、
静かで幸せな一日でした!!
Kyouhei