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煙突掃除を自分でやってみよう!

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ほっしー
八ヶ岳営業所

こんにちは。 いよいよキノコが採れる季節になりました。 ここら辺では有名な美味しいキノコ「じこぼう」はお味噌汁に入れるのが一番! 夕食でキノコ汁を作るほっしーです。

 

さて、いよいよ八ヶ岳周辺は朝晩10℃以下になる日が多くなってきました。 そうなるといよいよ薪ストーブが点けられると気持ちが高ぶってきます。 ウチのニャンズも暖かいストーブの火を待ちわびております。

そこで気になるのが薪ストーブの煙突掃除。 以前2022年に煙突掃除のブログを書いた形跡を見つけましたので、それから3年間掃除をしていない事になります。

そんなわけで先日自分で煙突掃除してみましたので、良かったら皆さまも参考にお読みください。

まず煙突掃除で用意するのは、煙突掃除用のブラシとロッド。 アマゾンでも3,000円以下でセットが売っていました。 ロッドは煙突の角度によって曲がってくれます。

それと、ススを集めるビニール袋と、ノリや貼った跡が残らないような養生テープがあるといいです。

煙突はストーブ本体にこのように輪っかで留めてあるだけです。 写真のように外すことができます。

その一番下の煙突を回すと煙突が外れて、そのまま上にスライドして短くできる仕組みになっていますので、そうやってこの部分を外します。

皆さまのお宅でも多少位置や付け方が違うかもしれませんが、大抵このように煙突が設置されているはずです。

外した煙突からストーブ内部を除くと現在こんな感じ。 黒いススがくっついております。 これが多いのか少ないのかはよくわかりませんが、このくらいならまだ煙は問題なく抜けそうですね。

次にビニール袋の真ん中辺りにちょっとだけ切り目を入れてブラシと一緒にロッドを袋に通しておきます。

それを、先ほど外した煙突の上部に写真のようにテープで固定します。

こんな感じにしておきます。

後は、ご想像の通り下からブラシを上下にゴシゴシ。 ちょっと進んではゴシゴシ。 たまにグルグル回したりして。

そうして、ロッドを継ぎ足していってどんどん上の方まで進んでキレイにしましょう。 ちなみにカンカンっとロッドが煙突内部に当たって音がするので煙突が傷つくんじゃないかって心配になりますが。 煙突には全然傷はつきません。

そうすると上からサラサラ~っとススが落ちて来て、ビニール袋に溜まっていきます。 ススは固く重たいものではなく、サラサラの粉状です。

とりあえず、こうやって室内から煙突はキレイにできます。

 

ただ、屋根から飛び出している煙突の部分は、シーズン中は冬の外気で冷えていてススがどのようになっているか気になったので、屋根に登って見てみました。

ウチの煙突の出口はこんな状況でした。 室内の煙突から出るススと違ってカッチカチに固まっております。 結構穴が塞がってますね。

中を除くとこんな感じ。 室内の煙突とは違う汚れかたです。

奥のキレイな部分は室内からの掃除で届いた所。 もう一本ロッドを繋げていたらてっぺんまで届きましたね。

屋根の上の煙突の外気に触れる部分はこのようにススや薪の油分などが冷やされて固まりやすいのでしょう。 まだ煙突の穴は開いていましたが、たぶんもう3年位掃除しないと埋まってしまいますね。 そうなると煙が室内に逆流したりしてきそうです。

そんなわけで、この部分もマイナスドライバーなどガリガリ削って落としていきます。 力を入れないと取れないほどカッチカチではないので、サクサク取っていく感じです。

削ったチョコフレークをどんどん煙突の中に落としていきます。

そしてせっかく屋根に登ったので、上からも内部をブラシでキレイにしましょう。 

ハイ。 煙突のてっぺんもこのようにキレイになって穴も大きくなりました。 これで今年も順調に煙が出ていきそうです。

室内の戻り、外した煙突から見えるストーブ内部も掃除機などでキレイにしました。 これで煙がスーッと上に抜けていきそうです。

最後に掃除が終わったら、もちろん外した煙突を元通りの手順でしっかりとはめてスキマなどが無いか確認しましょう。

今回の掃除で採れたススはこのくらい。 これが多いのか少ないのかはわかりませんが、このくらいで掃除をして良かったような気がします。

私の家では主たる暖房機もあるのですが、このところの電気代や灯油代の値上がりもあり、3年ほど前から11月半ば~3月半ばまでの4ヵ月間、ほぼ毎日薪ストーブを夕方~寝るまで焚いていました。

使用した薪は、エコラ倶楽部で間伐した赤松や唐松が中心の針葉樹です。 その年の春に伐採して4月~11月まで半年以上乾かしたものになります。 そして、いつも必ずストーブが200℃以上になるように一気に火を点けて使っています。

よく針葉樹はススが付きやすいと言われたりしますが、しっかりと乾燥させておけばそんなに心配しなくていいのではないでしょうか? ただ、もしかすると今回の煙突先端のススの塊は広葉樹などの薪の方が無かったのかもしれません。

ほっしー家では高価なナラや栗などの広葉樹の薪は、クリスマスやお正月にしか焚かないんです。 そもそもそんなにストックが無い。

【今回わかったこと】平日の昼間ストーブを焚かない私のウチでは3シーズン使ったら煙突掃除をしようと思いました。 赤松や唐松でも半年以上ちゃんと乾かした薪なら基本大丈夫そう。 やはり、中途半端にストーブ本体の温度を100℃~200℃くらいで使うより、ちゃんと200℃~300℃をキープするように薪を燃やせば上昇気流もおこり煙やススがちゃんと排出されるのでしょう。

煙突先端の煙の出口は少なくとも3年おきにキチンと掃除をした方がいいですね。 室内の煙突内部はサラサラの汚れなので3年以上放置しても煙道火災の危険はなさそうです。

でも、総二階の家など屋根の上に登れないお宅は、煙突先端の掃除はご自身では難しいと思いますので、やはり業者に頼んだ方が良いと思います。

皆さんのご自宅のストーブもそれぞれ特徴があって、使う頻度や薪の状況も違うと思いますので、数年間上手にお付き合いしながら丁度いい煙突掃除のタイミングを探ってみて下さい。

そして、ぜひご自身でも煙突掃除にチャレンジしてみて下さい。

 

 

【おまけ】先週末行われたエコラ倶楽部の今年最後のイベント「秋の草刈りとキノコ勉強会」

草刈りの後参加者みんなで森を散策しキノコを採取しながら、キノコの先生から名前や食べられるかどうかなどを学びました。

 

 

 

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