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アトリエDEF通信

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のどかな朝日村で上棟式

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こんにちは、おぐっぴーです。

台風が近づいております!
どうか、皆様が安全に過ごせますように・・・!

さて、そんな状況でしたが、ありがたいことに「台風来てる?」と思うほどのどかな天気のもと、上棟式が執り行われました。

(走ってマリーゴールドを届けに来てくれました◎)

場所は、長野県東筑摩郡朝日村。

実はわたくし初上陸でした。(長野県民ほど長野県を巡らない説)

長くデフの家づくりを勉強してくださった施主のY様。
もう娘ちゃんたちとも顔なじみ~。

今回はなんと、司会を受けてくれました・・・!!


と、その前に、なにやら習字道具を持って来て、わいわい・・・



これは・・・! 棟札・・・?!

お施主様自ら汗を流しながら書いた言葉は・・・

「天長地久四海波静曲尺壱尺弐寸之水」
(テンチョウチキュウ シカイナミシズカ キョクシャクイッシャクニスンノミズ と読みます。)


そもそも上棟式は、船を海に進水させるときの儀式からきたそうなので、船の安全を祈願するような言葉が登場していますね。
長い航海の安全祈願。家という船で安全に暮らせますように。

途中の「曲尺」というのは、大工さんが使う「差し金」という90度に曲がっている定規のこと。
その曲尺の一尺二寸のところには「吉」の字があるそうですよ。

さて、無事に書ききったお施主様。
式はこれからですけどね!

今回お世話になっているのは、お施主様がぜひと声をかけてくださった地元の西野大工。


もう上棟式をするところもあまりないそうです。
とってもきれいに現場を進めてくださり、ありがとうございます!


お清めの儀式は、ご家族みんなで。塩、米、お酒を家の四方に撒いてお清め。


設計士の髙橋でめ先生。
今回はどんなところで味を出してくれるのでしょうか。
構造だけではなかなか分かりませんので、そこはお引渡しの時に詳しく・・・!


最後はお施主Y様からのご挨拶。
「できるだけ地元の方、村の方によってこの家を作っていきたい、という要望に応えてくれて、ありがとうございます。」

それぞれの家が様々なお仕事を担いながら、地方経済は営まれてきました。
遠くから誰かを呼ぶことは簡単な時代かもしれませんが、楽だから、安いから、有名だから、といった理由で選んでいたら、地方経済は下火になってしまいます。

ここ、朝日村を愛すY様だからこそできる家づくり、わくわくしています!


西野棟梁、ここまで綺麗に建ててくださり、ありがとうございました!
これからも長く続きますが、どうぞ安全第一で、よろしくお願いいたします。

=棟上げの様子=

=おまけ=
家の隣の畑で、お野菜や花を育てているY様。
縁あって、綿を数種類育てているのだそう!
わたし、初めて綿の花を見たのですが、かわいい・・・!

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