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アトリエDEF通信

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自分の家の柱を、自分で切りに行く。

ほっしー
八ヶ岳営業所

こんにちは。 11月18日に八ヶ岳営業所のある原村に雪が降りました。 結構降りました。 雪の予感がして15日に車をスタッドレスタイヤに履き替えていたほっしーです。

最近何かと予想が的中するほっしーです。 (何に目覚めた?) 

 

さて、今年の秋も紅葉のキレイな宮城県栗原市の山に、お客さまの家の柱を切りに行く「伐採ツアー」に行ってきました!

東京駅から東北新幹線で約2時間半。 宮城県の「くりこま高原駅」で降りていただき、車で45分程の山の中に山梨県で建築予定のNさまご夫婦をご案内。

いつもはどの木にしようかいくつか候補の中から選定するのですが、今回は大黒柱の太い木だったので、これしかない!という木を事前に「くりもく」の木こりさん達に選んでもらっていました。

伐採前のお清め。 長い年月をかけて立派に大きく育った木を、家の柱として使わせていただきます。 どうかよろしくお願いいたします。

「くりもく」の木こりさんから伐採前の注意事項や一連の流れを聞きます。 「木にツルが絡まっていないか」「足元につまづきそうな根っこや枝が無いか」「倒れ始めたらどこに避難するか」

伐採では実際にお客さまが大型のチェーンソーを動かします。 ご主人さまには木を倒す方向に「受け口」という切り目を入れてもらいます。 狙った方向に上手く倒さないと、近くの木に引っかかったりするので、この受け口が上手くできるかどうかが腕の見せ所です。

次に奥様が反対側から切り目を入れて「追い口」を作ります。 このまま切っていけば、受け口の方に倒れていくはずなのですが、風や予期せぬ影響で反対に倒れる可能性も考えられます。

そこで、最後は追い口にクサビを打ち込んで、それをハンマーで叩いていくと徐々に木が受け口の方に傾いていき、見事に木が倒れていきます。

自分の家の柱が育った山に実際に行き、それを自分が伐採する。  人生の中でこんな経験はなかなかできないですよね。 

次の日は「くりもく」さんの工場の見学です。  そこでは昨日切った木がお客さまの目の前でキレイな四角の柱になっていきます。

木目もキレイな6寸角(約18㎝角)の大黒柱になりました。 他の家に行かないようにちゃんと名前を書いて下さい。 

そして、この後に柱の乾燥方法も実際に見学します。

最近では「高温乾燥」の柱が使われることがあります。 その柱は柱表面の割れが少なく見た面はキレイなのですが、柱の内部では木の芯の部分が割れ、本来木の持つ粘り強さが無くなってしまいます。

私たちDEFの家に使う柱は表面が割れています。

それはくりもくさんが「中温乾燥」と「燻煙乾燥」にこだわって自然な方法で乾燥させた柱だからです。 これにより木が本来持つ粘り(曲げても頑張って折れないで耐える力)のある強い柱となって、家を支え地震から家族を守ってくれます。

柱の割れはしっかりと乾燥した木の本来の強さの表れなんです。 こっちの方が安心ですし、自然でカッコいいと思いませんか。 

Nさま、2日間の伐採ツアーお疲れさまでした。 いよいよ家の解体も始まり12月中に基礎工事も行われます。

今回山で切った柱が、立派な大黒柱になって家を支える姿を思い描きながら、建物の上棟を楽しみにお待ち下さい!

 

 

【おまけ】くりもく新工場の敷地で本物のシシ神さまに遭遇?!

実はこの子、強烈な頭突きと敷地内全ての雑草をむさぼり食う大食漢、新工場のマスコットキャラ「ちゃお」君です。 (茶色いヤギさんな)

ちゃおvsほっしー。 おっさんの圧に押され気味のちゃお君。 (動物をいじめるな)

 

 

 

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