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ほっしー先生の「住宅ローン控除（減税）」講座

ほっしー: 八ヶ岳営業所

2023.12.27

おはようございます。　初すべりに行った富士見パノラマスキー場のリフト券がシニア割で買えるようになったほっしーです。　　そんなに嬉しくはないです…。

そんな、シニア世代になったほっしーはいつまでも幼稚なブログを書くわけには参りません。来年からは年相応の大人のブログを書こうと決意しております。（たぶん無理だな）

今後は「ほっしー先生の〇〇講座」と題して、皆さまのタメになる家づくりに関する様々な情報を書きたいと思います。　来年もほっしー先生のブログにご期待下さい。（期待しません。）

「住宅ローン控除」について

住宅ローン控除とは、新築や増改築をした際に借りた「住宅ローン」の毎年の残高から、13年間毎年0.7％の金額が、その年に払った所得税や住民税から引かれる制度です。　ちゃんと働いていてお給料をもらっている人は使わない選択肢はありません。

どの位の金額が控除されるかというと…。

例えば3000万円の住宅ローンを30年返済（金利1.0％）で借りたとします。　そうすると月々の返済額は約96,000円です。　毎年1年間（×12ヵ月）で1,152,000円を返済していくことになります。

1年目…3000万円－1,152,000円→残金28,848,000円×0.7%＝約202,000円の控除

2年目…（同じように計算して）残金27,696,000円×0.7%＝約194,000円の控除

3年目…残金26,544,000円×0.7%＝約186,000円の控除

4年目…残金25,392,000円×0.7％＝約178,000円の控除

そんな訳で１年目に20万円から始まった控除額は毎年1万円ほど減っていきますが、これが13年間続くとすると、おおよそ合計200万円～190万円位は控除されるはず！　（計算ざっくりだな）

この借入金利1.0％の計算の場合、借入元金3000万円の他に金利分の総合計470万円程も払うことになるので、200万円弱の金額が控除されるのはとってもありがたいですね。

なお、住宅ローン控除の手続きは、家を建ててから初めての2月に行われる「確定申告」で税務署に行って申請をしてもらいます。　その後はサラリーマンは毎年11月に事務の方から提出して下さいと言われる「年末調整」の時期にその旨記載してもらうことになります。

また、利用するためには「床面積約15坪以上の大きさの建物」「家を建てる人の所得が2000万円以下の人」「半年以内にちゃんと住むこと」「半分はお店で半分以上住居にすること」「借入期間は10年以上にすること」などの条件を満たすことが必要になります。

しかし、来年からもう一つ新しい条件が増えるんです…。

来年から「住宅ローン控除」を受けるためには、「建物の省エネ性能」も必須となります。

具体的に言うと建物に「断熱等級４以上」と「一次エネルギー消費量等級４以上」の証明が必要となります。　この断熱等級や一次エネルギー消費量等級などについては、また別に機会に詳しくご説明します。

また、これで控除の対象となるローンの限度額は3000万円で、これよりスゴイ断熱性能の「ZEH水準省エネ住宅」だと3500万円までが対象となり、「長期優良住宅・低炭素住宅」だと4500万円までが対象となります。

まさに、国は「良い制度は省エネの住宅にしか使わせないよ」と言っているんですよね。

ご安心下さい。　アトリエDEFの建物もこれら全ての「省エネ住宅の基準」に対応して、家の性能を高めて建築することが可能です。　まずは来年から住宅ローンを利用する方には標準で「断熱等級４と一次エネルギー等級４」の建物になりますので、住宅ローン控除が今まで通り利用できます。

しかし、この国の定める「断熱等級」や「一次エネルギー等級」を取得するというのが、アトリエDEFの考える「外とのつながりを大切にした間取り」「吹き抜けやスキップフロア・大きな窓などの開放的で楽しい間取り」「接着剤等の化学物質や石油由来の材料を使わない家」「環境を破壊しない循環する家」「CO2排出量の少ない家」「土壁等自然素材を使った断熱蓄熱の家」の考えとちょっと逆行してしまうという現実があります。

「家の省エネ性能を高める」ことは、快適で健康的な暮らしと共に、化石燃料をできるだけ使わず地球温暖化を防ぐことも大切な目的のはずなのですが…。

その点については、また来年のブログで考えを述べさせていただきますね。