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釜神様
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みなさんこんにちは。
花粉症になったと信じたくない関東営業所の対比地です。
いきなりですが、みなさんこちらご存じですか?
デフの営業所に来たことがある方なら見たことがあるかもしれません。
かまどの上で睨みをきかせるコチラのお面。小さいお子様からはちょっと怖がられちゃったり。
釜神と言って、地域によっては釜男とも呼ばれる防火、魔除けの神様です。昔は家を新築した時の余った材で大工さんがひとつずつ彫って家に飾っていたそうです。宮城県の北部や、岩手の南部にかけての風習だとか。
こちらの釜神様はイケメンですが、もっとひょうきんなものがあったり、その表情は様々です。(画像ググってみてね)
こちらはいつもお世話になっている栗駒くんえんさんから頂いたもの。栗駒くんえんさんのある宮城県栗原市もこの風習が残っています。
調べてみると、かまど神は様々な形で日本だけでなく世界中にあるんだそうです。
火を扱うかまどは昔から神聖なものとされてたとか。
じつは郷土玩具や、民芸品が大好きなわたくし(好きな方いましたら語り合いましょう)
宮城の釜男は初めて知りました。
くりこまの千葉さん曰く、釜男を彫る職人さんも高齢化して少なくなっているそう。
きっとこういう風習が知らぬ間にいろんなところで途絶えていってしまってるのだな~と思うと切なくなってしまいます。
ただ技術が失われるだけでなく、昔からの人の祈りや、自然に対する人の畏敬の念も薄まっていってしまうような気がしてなりません。
自然と暮らしてきた日本人。昔の人から受け継いだ精神や自然との付き合い方を忘れないようにしていきたいですね。