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アトリエDEF通信

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べた基礎神話?

アトリエDEF
八ヶ岳営業所

こんな話先日当社のお客さんが自分で気に入ったとちがあるので販売者や状況を調べてほしいとのお話がありましたのでさっそくその土地を見に行きました。そこは10区画ぐらいの山の斜面を造成した一見環境的にも良さそうな土地でした。車を止め周辺を調べながら歩いてみたのですが高さ2mぐらいのコンクリート製の土留めにひび(クラック)が何箇所も入っていました。もうひとつ心配なのは3年も経っているのに1区画しか売れていない様子でした。販売業者さんの看板がありましたのでさっそくそこへ訪ねて資料と詳しいお話を聞きにいったところ責任者の方が出てこられました。
質問をいくつかしました。
{あっくん} 土留めにクラックが入っているんですが大丈夫ですか?

{販売者}たぶん大丈夫です

{あっくん}地盤は大丈夫ですか?

{販売者}地盤調査されてから購入を考えたほうが良いですよ

{あっくん}どうしてそちらでは調べないのですか?

{販売者}べた基礎にすれば大丈夫です。

{あっくん}この土地はどうしてこんなに売れ残っているのですか?

{販売者}問い合わせはいっぱいくるのですが地元の人にには人気のないところでして。

{あっくん}少し呆れてしまい わかりました検討してみます。

{販売者}問い合わせが多いので早めのご予約お願いします。

以上のような会話でした。この会話をしていてこの方は素人ではない私を知りながら話をしているにもかかわらずこれで良いのかと久しぶりに憤慨を感じました。

たぶんコンクリート製の土留めは土圧によっておきたものとおもいます。また、どんな地盤でもべた基礎でやれば大丈夫というのは素人騙し。基本的に基礎の構造を決定するのには地盤調査をしてから布基礎にするかべた基礎にするか、地盤改良や地盤補強をするか決めなくてはいけないのです。
今これだけ世間を騒がせている姉歯事件の最中にこんな話をしている販売者(工務店)は最悪です。皆さん注意して下さいね そんな訳であっくんのお客さんにはこの土地は断念してもらうことにします。

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