1世帯2人割れ
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ニュースで、新聞で、東京での1世帯あたりの人数が1.99人になり、
統計を始めた1957年以降ではじめて2人を下回ったと報道されている。
ちなみに1957年は1世帯あたりの人数は4.09人だった。
全国平均は1世帯あたり2.36人。
住居は、老朽化を加味しなければもう十二分に足りていることになる。
我々建設業界も斜陽になって久しい。
当然だろう。
もう何年も、住宅ビルダーはシェアを争い価格競争に明け暮れている。
チラシでは低価格なのに高品質な住宅がならんでいる。工期は60日とか90日とか・・・。
品質の意味が違うかも知れない。
今の家の価格は安すぎるかも知れない。と思っている。
昔の家は大きかったけど、大家族がひ孫の代まで住めるものをつくらなければならなかったので
工事費たるや相当だったと思う。
丁寧に暮らし、手を入れ、住み繋いだ家だ。
世襲はしにくい時代だけれど、住まいに対する価値観は改めた方が良いと思う。
家は個人の財産でなく地球上の財産なのだから。
1世帯あたりの人数が少なくなるということは、
エネルギーの使用量も多くなるということになる。
1957年が4人として現在が2人ということは、50年ちょっとで建物が2倍になった
計算になる。単純計算でエネルギーの使用量も約50年で2倍になったということか・・・?
これからは、所有している人がその維持管理で本当に大変な時代になってくるだろう。
土地、建物に対する税制は視点を変えていかないといけないはずだ。
良いもの、価値のあるものを、きちんと評価し所有者にメリットを与えないと
寿命の短い安普請の建物が増え、結果ゴミだらけになってしまう。
いろいろ考えさせられるニュースだった。
kojima