荒山林業さん見学。
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大町の木崎湖畔にある荒山林業さんに、松本事務所のスタッフで伺いました。
荒山林業さんは、一つの樹種だけではなく、針葉樹と広葉樹を同じ森で一緒に育て、より自然に生物多様性の恵みを受けながら林業をされている林業家さんです。
荒山さんの森、約270ヘクタールの約30%が人工林。こんなに、人工林の比率が少ないのは、珍しい事なのだそうです。(長野県の一般的な林業家さんの森は約60%が人工林)
荒山さんの森に入って、最初に驚いたのは樹齢約90年、直径70㎝ほどの唐松が立ち並ぶ唐松林です。
唐松がたくさん植林されるようになったのは、戦後のこと。
荒山さんのおじいさんが、なぜ戦前に唐松を植えたのかは荒山さんでも???だそうです。
目が詰まっていてとてもきれいな唐松の切株。
結局、3時間ほど森の中のいろいろな場所を荒山さんは案内して下さいました。
森の中のどの場所に、どの木があり、いつ切り倒した切株か、森全体を記憶されているというか、体の中に入っているようでした。
毎日毎日手塩にかけて育てた木々。
伐採して、搬出される際は本当に有効に使ってほしいと願いを込めながら運び出すそうです。
いつも木材として使用している木々、自然の恵みであり、また手塩にかけて育てた方がその裏にいる事を忘れないようにしようと思いました。
natsuko