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古民家とは?
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古民家。
古い、民(たみ)の、家(いえ)っていう事になるんでしょうね。漢字からすると。
古民家っていう言葉をググってみましたが、頼りのWikipediaは出てきませんでした。
古民家の定義ってなんでしょうね。
古いって何年前の建物からが古民家で、何年以降の建物は古民家じゃなくなるんだろうなぁ。
例えば100年前の建物ってしたら、90年前の建物は古民家じゃない?
なんて屁理屈を言っても仕方がないのですが、そんか古民家ですが調べていたらこんな資格がありました。
「古民家鑑定士」
私は別に古民家鑑定士の資格を持っているわけではないのですが、世間的にみても古民家にかかわらず、中古物件の需要は増えてきているような気がします。
古民家鑑定とは、インスペクション(建物状況調査)の古民家版なのかなと思います。
普通の中古物件の場合のインスペクションは
住宅の設計・施工に詳しい建築士などの専門家が、住宅の劣化や不具合の状況について調査を行い、欠陥の有無や補修すべき箇所、その時期などを客観的に検査するものです。
というモノですが、古民家の場合は、それに加えて、古民家ならではの価値というものもプラスして見つけていくような資格。との事です。
たしかに築年数にかかわらず、古い古民家でも大切に使われ、代々引き継がれできたような家は、新しく手に入れようと思っても手に入らない素材であったり、雰囲気を持っているような気がします。
最近は、中古物件の市場も広まってきているおかげなのか、上記に書かれているようなインスペクションが、既存(中古)住宅の売買時にインスペクションが活用されるように、売買を仲介する宅地建物取引業者(宅建業者)の役割を強化する宅建業法の改正が行われたりと、促進されている流れにはなっています。
最近は、リノベーションでの話も増えてきているような気がします。
古民家は、大きすぎたり(50~60坪とかは当たり前)して、現代の暮らし方とはそぐわない部分もあったりしますが、場合によっては減築(建物を壊して減らす)したりする方法もできるときもあります。
先日、上田市の真田町で古民家をどうしたものか?というご相談をいただきました。
正直、古民家を見に行って、気になるところは実際、雨漏れだったり、床のたわみだったり、建物の傾きだったり、という感じの事が多いのですが、今回の建物は状態も良く、梁も立派で、既存の間取りもシンプルなもので、もうこのまま住めるんじゃないのか?という感じのものでした。
しかも畑付き!!
これが古民家の良いところな気もします。
地域や場所にも寄るでしょうが、築30~40年ぐらいの中古物件というのは1980~1990年代に建てられているものという事になるので、まさしくバブル景気の真っ只中。
増やして建てていけば売れるような時代。土地の価格も高騰がち。けど売れる。だったら、大規模の宅地分譲をして、細かく割って売った方が儲けがでかいって考えるのは自然な事なのかなって思います。
なので、その頃の建物は、同じような敷地がたくさん並んでいるところに、同じような建物が、比較的「密」に並んでいる。
ってなると畑のスペースもない。
まぁ、これはほんと場所にもよるとは思いますが、古民家だけど、畑はなくて、敷地も狭い。ってあんまり聞いたことがない。
古民家ならではの良い点。古民家ならではの悪い点。
そのどちらも知ったうえで、古民家を選ぶ。
そういう選択肢は、ありだと思います。
まる。