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アトリエDEF通信

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久しぶりの栗駒へ

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戎谷
八ヶ岳営業所

デフのお家でいつもお世話になっている くりこまくんえんさん。久しぶりに行ってきました。

建築計画中のお客さん・おまけのデフの新人2人と一緒。

栗駒のスタッフ(営業の千葉さん・木こりの大場さん)と森に入り、計画中のお家の大黒柱を お施主さんが木こりさんと一緒に伐採・搬出。翌日には工場で目の前で製材・工場見学を行いました。でも デフの場合はそれだけではありません。本当の目的は 日本の山の現状を知ってもらうこと。伐採に入る前に少しだけ勉強の時間をもらっています。木こりさんたちと一緒に山に入ってもらい 今の日本の山の現状を説明してもらいながら歩きます。(今回は 草も多かったので奥までは入れませんでしたが・・・)

荒れた山・きれいに手入れされた山 両方を見ながら なぜ山の手入れが必要なのか、山に携わる人たちの現実的な話(お金・後継者・苦労・楽しさ)等々普通に家づくりだけをしているとなかなか知ることのできない深い話を実際の現場の人たちから話してもらっています。デフのスタッフが話すのではなく 実際の現場の人たちに話してもらう。目の前で製材・工場見学をしてもらう。 森の大切さ・一本の木の尊さ・山の人たちの山への思いを共有してもらう。でも 勉強だけでは疲れるので 夜はみんなで(くりこまのスタッフ・デフのスタッフと一緒に)温泉に入り、栗駒の宿舎で、美味しい食事や・お酒を飲みながら夜遅くまで山の話・建築の話などで盛り上がります。

くりこまくんえんのお話は次回にして、今回は伐採の様子を描きたいと思います

山に入ったら そのお家に必要な太さの木を木こりさんに何本か選んでもらい その中から お施主さんに自分のお家に来てほしい木を選んでもらいます。木が太すぎると 製材したときに枝打ちした時の節が大きく出てしまうこともあるので 木こりさんは結構プレッシャーです。

お家に来てもらう木が決まると お清めの塩とお酒を木にお供え。今回伐採する木は60歳くらい。一つ・二つ前の代から植林・手入れをされてきた木です。

実際に 木こりさんに教わりながら自分で伐採。

倒れる瞬間は何度見ても 迫力があり大好きすが、それと同時に 今まで育てられてきた時間の重みを感じます。

伐採した材木を工場に運び 翌日いよいよ製材です。

宴会の次の日は 寝不足ですが工場での製材です

伐採した丸太を製材用の台車に乗せ 職人さんが丸太の曲がりや、節の状態を確認しながら製材していきます。

4面 木の状態を確認しながらの製材

今回は 一本の木から 3本の柱が取れました。一番右端の柱は大黒柱予定。なかなかきれいな柱になりました。これから燻煙窯と天日でゆっくり乾燥させ、お施主さんおお家にやってきます。

会ったこともない山主さんが何十年も大切に育ててきた木。 長野県に来てこの3本の柱が横に並んで お家をずっと支えてくれます。すごく尊くて贅沢なこと。でも すごく大切なこと。

早く 棟上げにならないかな~   すごく楽しみです。

 

おまけ

伐採した木の皮を剥いで舐める今回おまけで一緒に来た工事課の石井君 美味しくないと言ってました。なかなかの変りもの。でもこういうの大好きです

えび

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