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信州便り~オーナーさんを訪ねて。11年目のメンテナンス (中編)
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こんにちは。上田本社のはらです。雪不足の今シーズンでしたが最後に雪が降ってくれました。あともう一回?二回?くらいは滑りに行けるかなと考えているところです。
さて、前回は11年目を迎えたオーナーさんのお宅を訪ねておうちの様子をご紹介しました。
→こちら前編
今回はYさんがどうしてデフの家を選んでくださったのかお尋ねしました。
↓Yさんと10歳のおうち どちらもきれいですよ。
元々今のご主人と出会う前にある雑誌でデフの家づくりのことは知っていて
木のおうちへで暮らすイメージはあったようです。
奥様のご実家は戦前からある木のおうちに暮らしていて
小さい頃から木に囲まれているような安心感の中で育ち
また古くなっても汚くなるのではなく
逆に年月が積み重なるほどに美しくなっていく
そんなくらしを再現させたいと思ってデフにたどり着いたのです。
合板を使わず日本の木だけでを使い
大工さんの手刻みで建てる本物の家づくりが
決め手だったとのこと。
この家でほんとうに良かったと嬉しそうに話して下さいました。
趣のある桐のたんす
こちらははご主人のお母様のもので処分するところを
奥様の手によって修復し大切に今でも使われています。
こちらにもサーキュラエコノミーの心が表れていますね。
同じように壁や床、柱そして外から見る佇まい
すべてが10年の歳月と共に子供たちが育ってきたように
家族みんなの愛がゆっくりと積み重なって
美しく経年変化してきたように思います。
これからも10年100年と代々受け継がれ
むかしYさんが育った包まれるような木のおうちに
なるんだろうな・・・とYさんと話していてそう思いました。
↑経年検査とメンテナンスでオーナーさんのお宅を回るさわさん。
言わばおうちのお医者さんです。
次回は数々のオーナーさんのお宅を回っていて思うこと
デフの家づくりだから出来るメンテナンスのよさについて
お話を聞いてみたいと思います。
のはら