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山梨だより~化粧柱にカンナがけ~
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こんばんは。
山梨営業所の中森です。今日は爽やかな気候の八ヶ岳山麓らしからぬジメジメ感がありました。気温もこの数日高いので、夏が戻ってきたようです。でも、夕方になり、外の音に耳を澄ませると、もうそこは秋の様相です。
先日着工を迎えた、北杜市大泉町のT様邸。来月の棟上げに向けて、大工の高山棟梁と小川さんのコンビが毎日、墨付け&刻みに奮闘中です。
そんな加工場に、施主のT様一家が見学に来てくれました。大工さんたちのお仕事見学&家の化粧柱のカンナ掛け体験をするためです◎
高山は墨付けの作業。
小川大工は刻みの作業。
ノミを玄能(金槌のことです)で叩き、柱や梁に、それぞれの材が合わさる口を作っていく作業。職人の技、めったに見ることができない風景、ご家族皆さん、興味深くご見学されていました。
そしていよいよ、カンナ掛け体験。ご自宅の見える場所の立つ柱(化粧柱)に、カンナを掛けます。そのまま家に使われることになりますから、みんな真剣なご様子。
まずは、高山棟梁がカンナを調整して、見本を見せてくれます。一本の柱を端から端まで、途切れることなく、薄く削られていくのには驚きです。ながーい鰹節風木くずの完成です◎
その後は、おそるおそるみんなでやってみます、1番手は長男のTくん。初めてのはずなのに上手い具合にできていました。何度かやってみて、結構な上達ぶりです。
最後に、次男のMくんも体験です。0歳児にして、カンナがけをするとは凄い!笑
後々大きくなったら、この写真を見て、驚きながら楽しんでもらえれば嬉しいです!
大工さんが手で墨付けをし、刻んでいく。このお宅では、1か月半ほどの時間がかかります。現在主流のプレカットによる木造住宅ならこんなに時間はかかりません。
でも、昔ながらのやり方で、材料を大工が見て、適切な配置を考え、どう組み合わせていくかを勘案しながら作業していく。そうして、適材適所、1番具合の良い構造が組み上がっていくのです。
棟上げの日までは、まだ少しあります。わくわくしながらその日を迎えていただきたいと思います。
T様、今後の家づくりも満喫してくださいね。