yatsugatake
八ケ岳の風~直して使う。
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先日てくてくを届けに訪れた上伊那郡飯島町で見つけた、春。
なんで、こう、季節の変わり目は心が躍るんでしょう。
あたまと心がふわっと軽くなって、口元がゆるみます。
原村はまだまだ雪景色ですが、これから色んな所で、
春の訪れを感じてくるんだろうな。にんまり~。
さて、昨日の循環の家。
足が取れてしまったため、修理をお願いしていたカラマツの座卓
が年を越して帰ってきました。
長らく循環の家や見学会で、お世話になっていたこちらの座卓さん。
長野県産のカラマツを天日乾燥し、手をかけて作って頂いたものです。
直してくれたのは、生みの親である、家具工房ゆずりはの高橋さん。
天板のみ残し、足の部分をすべて取り換えて頂きました。
削りたての、やさしい木の色合いがよい感じ◎
足のフォルムも改良されて、なんだか動物みたいでかわいくなりました◎
天板の表面。ちょっと写真だとわかりにくいのですが、
以前よりも明るく、つやつやして帰ってきました。
高橋さんに聞いてみたところ
「天然乾燥だと、どうしてもヤニが出やすくなって、それが黒ずみや
ざらざら感につながっていた」とのこと。こういう場合は、
アルコールをタオルに含ませて、丁寧に吹いてあげるとよいそうです。
ちなみに人工乾燥させると、ヤニは出にくく、こういった手間は
ないです。でも、手間がないということは、変化も少ないということ。
お日様のちからだけで乾いた木は、手をかければかけるほど風合いが増して
これまで一緒に過ごした時間も全部まとめて包み込んでいくような、
そんな素敵さがあるような気がします。
ものも、それに関わるひとも。
どっちもちゃんと、大事にしよう。
yosssy