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春の大黒柱伐採ツアー!
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梅雨入りしたかと思いきや、暑い日々が始まり、
晴れマークが続く天気予報にとまどっている、
暮らしアドバイザーのちよこです。
さて、5月にT様ご夫妻と宮城県の栗駒へ伐採ツアーに行ってまいりました。
「栗駒伐採ツアー」とは、アトリエデフで家を建てるにあたり、
主要構造部の柱や梁などの主要な木材を提供していただいている、
株式会社KURIMOKU様ご協力のもと、お施主様ご自身で、
我が家の大黒柱を伐採していただくツアーです。
伐採ツアー1日目。
今日は東北新幹線一関駅で下車し、KURIMOKUの千葉さんがお迎えに来てくださり、
KURIMOKUさんが管理している森へ行きました。
伐採する木のところまで歩いていくと思いきや、なんとクローラーに乗って移動したのです!
戦車のようなクローラーで山の中へ中へと入っていきます。
頭の中にインディジョーンズのテーマソングが流れる感じでした(笑)

お施主様が山へ入っていく様子ですが、斜面が急斜面でしたので、
滑り落ちないように足元を踏みしめながら進みました。

伐採する木は、事前に木こりさんが何本か選定して下さっていて、
その中からお施主様に選んでいただきます。
我が家に来てくれる大黒柱はどれだろうか・・と見定めます。

立派な木を選定なさった後、木の命をいただくためにお塩とお神酒でお清めをして
祝詞をあげ感謝と作業の無事を祈願しました。
森の中に響く祝詞で荘厳な雰囲気が漂い、そこだけが特別な空気感を醸し出しました。
さあ、いよいよ伐採に入ります。
まずは木にツタが絡んでいないかや伐倒時の避難経路も確認します。

木こりさんにチェーンソーの扱い方の指導を受けて、まずは受け口から。
木を倒す方向にチェーンソーで切り込みを入れます。

受け口の反対側に切り込みを入れて追い口を作り、杭を差し込みハンマーで叩いていきます。
コーン コーン コーン
森の中に杭の芯をとらえた音が響き渡ります。

お施主様のこの腰の入り方がすごい!
ただものではない・・・(笑)

ミシミシッという音から始まる大黒柱伐倒の瞬間です。
お施主様も倒れる時の大迫力に大変感動なさっていました。
的確な位置へ伐倒する木こりさんの素晴らしい技術に畏敬の念を抱きます。

お施主様ご自身に名前を書いていただいて、
明日、KURIMOKUで再開することになります。
素晴らしい木と巡り合い、素晴らしい伐採になりましたと、
感慨深くおっしゃってくださいました。
伐採ツアー2日目。
さて、今日はKURIMOKUさんの工場見学です。
どこでどのように我が家の大切な柱や梁が造られているのか、ご自身の目で見て、肌で感じていだだくことにより、家に対する思いが深まります。
まずは、昨日伐採した大黒柱の皮むきを行います。
大黒柱には角柱と丸柱がありますが、丸柱の場合は自分たちで皮むきをします。
皮を剥くと水分を含んだ木の表面が、なんとも美しくため息が出るほどです。
お二人で力を合わせて剥く作業です。

皮むきが終盤に差し掛かった時、皮が切れずにとても長く剥けるので、
クリモクの千葉さんがサポートに入ります。
一気に最後まで向けそうな気配・・・

このまま丁寧に剥ぎ取ることができ、木の皮がまるで龍の舞のようでした。
無事にきれいに剥ぎ取れて、一安心。
美しい大黒柱が運ばれていきます。

その後は広い広い工場内を、材木がどのように製材されてお施主様の家になっていくかを、
説明してくださいました。
日頃は知ることができない貴重な工場内を見せていただき、
世の中にはまだまだ知らないことがたくさんありますね~と
感想をおっしゃっていました。
これから始まる新しいお家づくりのストーリーの一編として、
心に刻みたいと思います。
KURIMOKUさん、今回も大変お世話になりました。
T様、これからもどうぞよろしくお願い致します。
ちよこでした!





