アトリエDEF通信

こんにちは。　原村から外に出たとたんに、蚊に刺されるほっしーです。

 

 

さて、山梨県で建築されていたＮさま邸が先日お引渡しを迎えました。

広いウッドデッキと、車を入れる以外にもいろいろな使い道がある大きな車庫が特徴の平屋風２階建ての建物。

その名も「集まりたくなる家」。

広い間口の車庫に併設された玄関に、私たちも自然と足が向いていきます。

 

時間はさかのぼって、午後のお引渡しの時の様子。

こんな風に、これからたくさんのご家族や子どもたちが集まって、にぎやかに遊んだり２階の手すりから手を振ったりする様子が思い浮かびますね。

こちらには大きなテレビが置かれるのでしょう。

壁の杉板の木目がなんとも絵画のよう。　唐松の床板はみんなで協力して蜜蝋ワックスをぬって仕上げました。　黒い節と濃い色味の唐松の床と、白い漆喰の壁との対比がとっても美しいです。

ちなみにTVボードの左右は引き戸になっていて、その奥にもう一部屋あります。

アイランド型の収納付きカウンターキッチン。　ナラの木目が素敵ですね。

普段はここで食事をしたりお酒を飲んだり。　大勢集まった時には手前のダイニングスペースに大きなテーブルが置かれるのでしょう。

家具が置かれたお部屋をの様子を早く見てみたいです。

この天井まで伸びる立派な「通し柱」は、ご夫婦が宮城県栗原市の栗駒山で伐採してきた柱。　こんなに太くて長い木を切ってきたんだ…、とあらためて感動がこみ上げてきます。

私も同行して一泊二日をご夫婦と共にしたので、その時の様子やご夫婦から聞いた新しい建物への思いをよく覚えています。　伐採ツアーは私たち施工業者とお施主様、お互いにとって本当に良い経験になっています。

日が沈み家の灯がともると、なお早く家に入りたくなってきます。　とってもいい雰囲気。

町や自然にとけこむ飽きのこないシンプルなデザイン。　そして自然素材と日本の木の何とも言えないイイ匂い。　そんな私たちの家づくりで、家族全員が幸せに生活して欲しいと思います。

Ｎさまからは、今後もぜひ生活の様子を聞かせていただきたいと思っております。

工事が予定より延びてしまいお待たせしたこと、なかなかご要望にすぐにお応えできなかったことなどご迷惑をおかけしましたが、今後とも長いお付き合いをよろしくお願いいたします。

 

 

【おまけ】Ｎさまとの伐採ツアーでは、栗駒山の森の神様に出会ったことを思い出しました。

 

次の日、「くりもく」さんの工場の守り神にも出会って仲良くなりました。