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のどかな田園風景が広がり、北アルプスを望む、美しい水と空気に包まれた「安曇野エリア」

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2023.8.30
2023.8.30

春には雄大な北アルプスの残雪とともに、菜の花やチューリップのコントラストが美しく、夏には北アルプスの豊かな湧き水が流れ込み、ワサビや希少な夏秋いちごが収穫でき、秋には色とりどりの紅葉が山いっぱいを彩り、冬は白鳥の飛来や、湖でのわかさぎ釣り、ウィンターイルミネーションなど、四季を通して自然の魅力を堪能できる、安曇野エリア。

信州の中でも、安曇野エリアの人気は高く、観光はもちろんのこと、安曇野に住まいを移し、新たな暮らしを楽しむ人々が増えてきています。

そんなのびやかな自然が楽しめる安曇野エリアの特徴、気候、そして暮らす上で欠かせない、買い物施設や教育環境など、移住前に知っておきたい安曇野エリアの情報をご紹介します。

実は83区もある!?県内9番目に大きな安曇野市は、エリアによって顔つきが異なる

安曇野市は、2005年に旧豊科町、穂高町、三郷村、堀金村、明科町の5町村が合併して誕生した、信州では比較的新しい街です。面積は県内で9番目の広さを誇り、四季折々の風景や自然景観が有名で、平野部分は平坦な複合扇状地が広がっています。

信州を一括りにすると、「雪が多い」「寒い」といった印象を抱きがちですが、安曇野エリアは日照量が多く、内陸性気候によって、気温・湿度が低いことが特徴です。

人口は9.6万人ほどで、比較的雪が少なく、将来住んでみたい市町村としても人気があります。

安曇野市内を詳しく見てみると、穂高・堀金・三郷・豊科・明科の5つの地区に分かれており、その中に区と呼ばれる小さなコミュニティ組織が全部で83区存在しています。

穂高・堀金・三郷地区は北アルプスの息吹が感じられる自然が魅力的な山麓エリアであり、豊科・明科地区は美しい田園が一帯に広がり、町の中心街もこの豊科地区に位置しています。

(出典:安曇野へ移住「安曇野市市民生活部移住定住推進課」)

アクセスは首都圏から特急や新幹線を利用して、およそ3時間。首都圏へは日帰りも可能なエリアで、特急を使い名古屋方面へのアクセスや、松本空港を使った空の移動もスムーズです。

自然の恵みを活かし、ハイキング、トレッキング、キャンプ、スキーやスノーボードなど、様々なアウトドアアクティビティを楽しむことができ、特に冬にはスキーリゾートが人気です。自然の美しさや温泉、観光名所など魅力が満載で、観光客はもちろん、近年ではその恵まれた環境から、定住や別荘として安曇野に住まいを持つ人も増えてきています。

観光エリアとしての魅力の源は「自然」!この美しさが日常に

信州の中でも観光地として名高い安曇野エリア。人気の観光スポットをご紹介していきます。

■大王わさび農場

(出典:https://jp.zekkeijapan.com/article/index/720/)
安曇野の水は透き通っていて本当に綺麗。安曇野市にある穂高地区には約100箇所を超えるわさび田があります。その中でも東京ドーム11個分にも及ぶ、安曇野の広大なわさび農場が、「大王わさび農場」です。入場料は無料、年中無休で入園でき、毎年4月には梅や桜とともに、小さな白いわさびの花を楽しむことができます。

■国営アルプスあづみの公園

(出典:https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=jlt-vsNmWLU&ab_channel=AQUAGeoGraphic)
安曇野市、大町市、北安曇郡松川村にある総面積353ヘクタールの「国営アルプスあずみの公園」。安曇野エリアには、堀金・穂高地区に安曇野地域の田園風景や常念岳を中心とするアルプスの山岳景観を楽しみながら、豊かな水と大地が育んだ文化にふれることができる「田園文化ゾーン」と、安曇野に伝わる懐かしい里山風景を再現しながら、人の生業のなかで育まれてきた生き物の保全、技術・文化などの体験ができる「里山文化ゾーン」があります。四季を通して美しい景色や自然を堪能できる、絶景スポットとして人気があります。

■穂高神社

(出典:https://jocr.jp/raditopi/2022/04/23/421306/)
安曇野市穂高にある「穂高神社」は、穂高見命を御祭神に仰ぐ古社で、式年祭として、20年に1度本殿一棟を造り替える大遷宮祭と、その間2回の修理を行う小遷宮祭が執り行われています。長野県指定文化財であり、安曇野市指定文化財にも登録されており、健康長寿、商売繁盛、良縁にも良い、パワースポットとして知られています。

■碌山美術館

(出典:http://rokuzan.jp/)
安曇野市穂高にある、近代彫刻家・荻原碌山の個人美術館。キリスト教の教会堂を思わせるシンボリックな建物内に、荻原碌山の彫刻・絵画・書簡などが多数展示されています。2009年に国の登録有形文化財に登録されており、赤レンガの教会風の建物が訪れる観光客から人気があります。

溢れる自然と文化を堪能できる、水と空気の美しい街、安曇野。安曇野に暮らせば、この美しい光景が日常になるなんて、なんとも贅沢ですね。

買い物や、病院、学校。暮らしの上で欠かせない生活インフラは?

安曇野エリアで暮らすなら、知っておきたい「買い物」「病院」「教育事情」。

日常の買い物には、信州人御用達のご当地スーパー「ツルヤ 穂高店」や、穂高・明科・豊科など幅広いエリアに展開しているスーパー「デリシア」、新鮮な農産物が手軽に買える県内最大規模のJAの直売所・安曇野スイス村「ハイジの里」などのほか、2022年には当時、長野県最大級の売り場面積となる「無印良品 ツルヤ安曇野穂高」が開業するなど、移住人気の高まる穂高地区での買い物がぐっと便利になりました。

また、市内には地域医療の要となる「安曇野赤十字病院」や、信州における小児周産期医療の最後の砦と言われる「長野県立こども病院」など、手厚い医療を受けられる環境が整っています。

安曇野市内には現在、小学校が10校と、中学校が7校、さらに高等学校が4校存在しています。保育園は認可保育施設が33園、認可外保育施設が7園、そのほか、幼稚園が1園あり、待機児童は2022年10月にはおよそ3年ぶりにゼロになった一方で、移住者が増えてきている背景から、特定の希望施設に空きができるまで待っている「潜在的待機児童」は31名と、住みたいエリアが見えてきた際には、子どもの受け皿となる保育施設に早い段階で問い合わせを行うことが大切です。

お試し移住や補助金はある?安曇野エリアの支援制度

移住は移り住むこと。素敵な街に出会え、「いつか住んでみたいな」と思った時が、試してみるチャンスです。県や市では、安曇野市への移住者向けに住宅関連のさまざまな補助制度を用意しています。

■UIJターン就業・創業移住支援
企業等の担い手不足の解消及び地域課題の解決並びに首都圏等から長野県内への移住促進を図るため、東京圏(埼玉県、千葉県、東京都及び神奈川県)、愛知県又は大阪府から移住し、県内で一定の就業又は創業をしようとする方に対し、移住支援金を支給しています。

<支給金額>
単身世帯の場合:最大60万円/人
2人以上世帯の場合:最大100万円/世帯

■おためし住宅
自分の家に住んでいるような感覚で滞在いただける「おためし住宅」を開設しています。2泊3日から最大6泊7日まで、安曇野での生活を実際に体験し、移住に向けた住居探しや就職活動などの際に利用できます。

■緑化推進記念樹等交付
市内に住宅を新築または購入した方に、記念樹2本の苗木、用土をプレゼントしてくれます。

■生垣設置等補助金
市内の土地に生垣を設置したい方に、生垣設置に必要な費用(苗木、土、肥料、支柱に係る費用及び造園業者等への委託費用)を、対象経費の2分の1以内(上限5万円)で補助する制度です。

■ようこそ。安曇野へ補助
移住者で、安曇野市空き家バンクから物件を購入し、物件をこれから改修してそこに10年以上居住する方に、空家の改修工事費用を補助する制度です。

<補助額>
改修工事費用の3分の2(千円未満切り捨て:上限80万円)

■空家等整備流通促進事業補助金(①片付け清掃補助/ ②空家解体補助)
①市内の空き家の建物の所有者で、建物をこれから清掃・整理し、空き家バンクで空家を売却・賃貸する予定の方に、空き家の荷物の片付け、庭木の伐採、ハウスクリーニング等の費用を補助する制度です。

<費用>
片付け等費用の3分の1(千円未満切り捨て:上限10万円)

②市内の空家の建物または敷地の所有者で、空家をこれから解体し、不動産業者を通じて敷地を住宅用地として第三者へ売却予定の方に、空家の解体・残置物処分・更地の整地費用を補助する制度です。

<費用>
解体工事費用の3分の1(千円未満切り捨て:上限70~30万円)

季節によって景色が鮮やかに変化し、暮らしの中で穏やかな時間が流れる、自然の魅力たっぷりの安曇野エリア。北アルプスの麓で、四季を色濃く感じられる、この土地ならではの空気感に惹きつけられる人が増えてきています。目まぐるしい日常とは無縁の、どことも違う、目に映るものすべてが愛おしく、のんびりとした暮らしを、ここ安曇野で楽しんでみませんか?

関連記事:移住者インタビュー・加藤様「季節の移ろいを五感で楽しむ、家族や友人、地域の人が集う住まい」
(※本記事に掲載されている情報は、2023年7月時点の内容です。)

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