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お試し移住や補助金はある?大自然が魅力の八ヶ岳エリアの秘密に迫る

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暮らしのこと
2022.11.4
2022.11.4

諏訪湖の東方に位置し、長野県から山梨県へと南北に連なる八ヶ岳。四季折々に顔つきを変え、人を惹きつけ魅了する美しい大自然の中で、その恩恵を取り入れながら、てまひまをかけて暮らす楽しみはひとしお。

今、人々の中で「暮らし」の価値観・プライオリティが大きく変化する中で、二地域居住、週末別荘、テレワークによる移住など、利便性はもちろん、唯一無二とも言えるこの八ヶ岳という山がもつ独特の魅力に引き付けられ、この地で暮らしたいという人が増えてきています。


八ヶ岳の南麓、西麓でも気候やエリアの特徴には違いがあり、それぞれの自治体によって移住者向けの試泊施設や補助金制度も異なります。大自然の魅力満載な「八ヶ岳エリア」への移住を考え始めたら知っておきたいエリアの特徴、気候、注意点、お試し移住や補助金制度についてご紹介します。


 

1.南麓、西麓、どっちに住む?八ヶ岳を囲むエリアの特徴

 

出典:https://8tabi.jp/feature/trekking

出典:https://8tabi.jp/feature/trekking

 

八ヶ岳エリアは、長野県の原村、富士見町、茅野市、山梨県の北杜市にまたがっており、長野県側を西麓、山梨県側を南麓と呼んでいます。

西麓の生活圏は標高およそ700~1,200m、年平均気温が10℃程度。年間を通して降水量は少なく湿度も低いため、真夏でもカラッと涼しく過ごしやすい気候です。また、冬場の寒さは厳しいものの降雪量は少なめといった特徴があります。

一方、南麓は日照時間が長く、晴天が多いエリアです。内陸性の年間の寒暖差が大きく、年平均気温は10.7℃、月平均気温では8月で22.3℃、1月がマイナス0.4℃ と、一年を通して冷涼な気候となっています。こちらも積雪は清里地域を除けばあまり多くないという点もポイントです。


 

2.人々を魅了してやまない八ヶ岳エリアの魅力

標高差1,000mの立体空間が広がる“天空リゾート”と呼ばれる八ヶ岳。生活圏は標高400m~1400mほどで、標高が高くなるにつれて景色が移り変わります。標高差があることによって、約30分以内の移動で桜は2ヶ月近く楽しむことができるなど、春夏秋冬、自然が創り出す美しい風景など四季折々の大自然を思う存分に楽しめます。

大自然の中でのアウトドアも人気です。森ヨガでリトリートや、焚き火を囲みながら過ごす極上の時間、大人も子どもも「ありのままのじぶん」に戻れるのも八ヶ岳の魅力のひとつです。そして、星降る夜。空気の透明度が高い八ヶ岳では、大迫力のパノラマの中で、星空観賞会を日常的に楽しむことができます。

恵まれた自然と大地の中で、ガーデニングで日々植物を育んだり、野菜づくりでは自分のカラダをつくる食べ物を自分の手で作りあげる喜びがあります。

豊かな自然環境の中で、リラックスしながら仕事をしたい方のためのテレワーク施設も増加中です。大自然に囲まれ、時間の制限が除かれた環境では、雑談からもさまざまなアイデアが広がります。

山梨県と長野県の県境にある八ヶ岳観光圏エリアは、電車・車・バスと様々な方法が選べ、羽田や成田空港からも、中部国際空港セントレアからも、およそ3時間30分程度で来ることができるなど、意外にも関東方面のみならず関西方面からも行きやすい場所でもあります。


 

3.八ヶ岳への移住前に知っておきたい注意点

自然の魅力たっぷりの八ヶ岳ですが、「暮らし」の面で知っておきたい注意点があります。

標高差の幅が広いがゆえ、生活道路の中でも傾斜が多い八ヶ岳。アクティブに活動する方はもちろん、日々の生活の中でマイカーは必須です。住むエリアによっては鉄道やバスといった公共機関も利用できますが、買い物やアウトドア用品など重たい荷物がある場合は、やはりマイカーが圧倒的に便利です。

また、八ヶ岳から首都圏や関西方面へも車があると手軽にアクセスできるので、移住の際には運転免許とマイカーはセットで用意しましょう。


そして、気になるのが冬の寒さ。高原地帯のため冬の寒さは厳しさを感じます。空気がピリピリと乾燥するため、肌を刺すような寒さの日も。快適にくらすための住宅断熱と雪かき対策が欠かせません。

住まい関連では、下水道は上水道よりも普及している範囲が狭いのが実情です。下水道対象外エリアではトイレの汚水だけでなく、台所、お風呂の生活雑排水も一緒に微生物の作用によって処理し、河川などの公共用水域等へ放流する合併浄化槽の設置が必要です。

自然が身近であるがゆえ、生活圏内にカモシカをはじめテン、キツネ、タヌキ、ノウサギ、リスなどが生息しています。人が住むエリアにも出没することがあり、家庭菜園に影響を及ぼすことも。豊かな自然を守りながら、野生動物と共存していくためには、動物たちを守る・近寄らせないといった対策を講じていかなくてはなりません。

原村、富士見町、茅野市、北杜市と、幅広い自治体が属している八ヶ岳エリア。住む場所が違えば、その特色も異なります。開発が進んでいる市街地や、移住者が多いエリアもある一方で、古い集落では新しいコミュニティが形成しにくいといった面もあります。住みたい場所の候補地が決まったら、まずはその近隣のお店訪問や、移住者の先輩に話を聞いてみるのも手のひとつです。

最後に忘れてはならないのが仕事です。

移住に伴い、今の仕事をそのまま続けるのか、転職をするのかといった選択があるかと思います。仕事は地方移住の大きなハードルのひとつとして挙げられます。満員電車に揺られず、自然の近くでリラックスしながら仕事をしたい…。

そんなせっかくの夢の移住も、金銭面の不安は生活において大きな障壁となります。事前に不安を解消するためには、今の会社でリモートワークは可能か、自治体などが提供しているIターン転職を活用するなど、仕事のめどをつけておくことが大切です。

移住は終わりではなく、新たな章のはじまりです。ローカルで暮らすことや移住することを選択することで、理想の暮らしを実現したり、独自のライフスタイルを切り開くことができます。


 

4.賢く使ってちゃんと試そう。各自治体のお試し移住・補助金制度

移住を検討している方向けに、地方自治体が期間を定めて住まいを提供してくれる「お試し移住」という制度があります。

住みたいエリアで実際に数日~数か月移住先の暮らしを体験することで、地方移住後の生活がイメージしやすくなり、その地域とのミスマッチを防ぐことができます。

実際にその土地の空気感であったり、地元の人とコミュニケーションを取ることで、そのエリアの地域性を知ることができます。

この他にも移住を推進する取り組みとして、職業体験ツアーやオンライン移住相談会、自治体独自による補助金制度など様々な支援が提供されています。

<富士見町>

富士見町では、コワーキングスペースを使って働く移住希望者の家賃・光熱費を補助する「移住&テレワーク支援制度」や、大都市圏から富士見町へ移住し、就業・創業する移住者向けに単身世帯で最大60万円、2人以上の世帯には最大100万円が給付される「移住支援金」制度があります。

■移住 & テレワーク支援制度
■富士見町就業・創業移住支援事業

<原村>

原村では移住検討者向けに、“田舎暮らし体験” を応援する「移住体験住宅」を提供しています。(現在受入休止中)また、村内に事業拠点を設け、新たに創業する、または創業若しくは実質的な事業開始から3年以内の方は、「原村起業チャレンジ補助金」で最大50万円の補助を受けることができます。

■【受入休止中】原村移住体験住宅
■原村起業チャレンジ補助金

<茅野市>

続いて茅野市では、茅野市での生活を体験したり、物件探し・職探しを行ったり、移住前の準備等に利用できる「移住体験住宅」制度があります。また、東京23区(在住者、または東京圏のうち条件不利地域以外からの通勤者)から茅野市へ移住した方で、長野県が選定した企業等に就業した方、または長野県から創業支援金の交付決定を受けた方に、補助金(世帯者:20万円、単身者:10万円、18歳未満一人当たり5万円)を交付する「移住支援金」の利用も可能です。

■移住体験住宅
■移住支援金(茅野市就業・創業移住支援事業補助金)

<北杜市>

最後に北杜市では、最大で7泊8日無料で利用できる「北杜市移住定住お試し住宅」や、北杜市に移住し、就業または起業した方に対して、移住支援の補助金を支給する「北杜市移住支援金」制度に加え、市内への住宅の新築・購入や、リフォームを支援する「北杜市子育て世代マイホーム補助金」など手厚い補助金制度があります。

■北杜市移住定住お試し住宅
■移住支援金
■北杜市子育て世代マイホーム補助金

いずれも利用の際には、お試し移住を希望する自治体に問い合わせし、空き状況に合わせて申し込みを行いましょう。知らない土地への移住は、オンラインで様々な情報が簡単に入手できるようになった昨今でも、実際に行ってみないと分からないことが多いのが実情です。実際に目で見て触れて、空気を感じる。これこそが移住には欠かせない最初の第一歩なのです。住む場所が変われば暮らしが変わり、そして未来も変わります。魅力あふれる八ヶ岳エリア。理想の暮らしを実現するために、まずは現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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