イベント情報

長野県安曇野市にある一軒の住宅が、
デフの自然素材のお家に生まれ変わります。

購入された時の状態は、特に問題なく住めるもの。
壊すのも少し勿体無いような、そんな綺麗なお家です。

ですが、特に自然素材のものを使った設計ではなく、
壁紙やキッチンのプラスチック、冷たいフローリングといった、
化学物質や石油由来の建材によって作られています。

また、壁をはずすと、そこにはビニールで包まれた黄色い断熱材。
「グラスウール」といって、ガラスを繊維状にしたものです。

こちら、ビニールを切ってしまうと、そこから入った湿気によって、
カビが生えてしまうことがあります。
そのため、施工する際はビニールを木枠の上から止め、
中に湿気が入らないようにすることが必須です。
しかし、この写真から分かるように、木枠の上から止められていません。

このお家は長年住んでいたわけでないのでしょう、
お家の見た目も壁の内部もまだきれいでしたが、
もしこのまま住んで数十年経った時、どんな状態になっていたか、
想像をすると、怖いですね。

さて、今回の見学会では、完成してすぐのお家をみていただきます。
現在は、まだ解体の途中。
床を剥がしたり、断熱材をとったりして、構造材、外壁だけにしています。
キッチンも取り外しました。

これから、羊毛断熱材を入れ、無垢の床に張り替え、
お風呂の壁と天井も無垢のヒノキになり、壁には漆喰が塗られていきます。
きっとここに使われる木材たちも、始めは戸惑っているかもしれませんが、
住むお施主さんと一緒に馴染んでいき、
初めから自然素材の家であったかのようになるでしょう。
澄んだ優しい空気に満たされる日がくるのが楽しみです。

改修が進んでいる様子はこちら！
2/17　アトリエデフ通信「安曇野の山～改修現場におじゃましてきました」

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