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どこで深呼吸しても心地よく、「暮らし」を楽しむ町・御代田町

まちの情報
暮らしのこと
2021.4.16
2021.4.16

御代田町は、長野県の東部にある人口1万5千人の町。県外からたくさんの移住者を受け入れており、長野県内でも数少ない、人口が増えている町です。都心との往来が浸透している軽井沢町の隣町ということもあり、テレワーク等の普及が広がる近年、移住先としての注目度が高まっています。

交通面では、東京からは、北陸新幹線の軽井沢駅からしなの鉄道経由で約110分。車では約145分。上信越自動車道のインターチェンジも町から10分〜15分の場所に位置しています。都内との行き来がスムーズで、移動のストレスが少ないのは魅力的です。

雄大な浅間山の麓で、ゆったりと歴史を重ねてきたこの町は、どこで深呼吸をして気持ちが良いです。広大なレタス畑、ブロッコリー畑。緑があって、広い空があって、しずかな池があって。そんな御代田町の魅力を詳しくみていきましょう。

注目すべきは周辺地域へのアクセスの良さ。生活・文化・スポーツに温泉。バラエティ豊か

御代田町と隣接している佐久市、小諸市、軽井沢町へは、どちらも車で20分ほど。どこに行くにも、身軽に出かけられるというのが、御代田町の良さのひとつでもあります。

人口約10万人の佐久市は、医療の街として知られています。救命救急センターである佐久医療センターの他、総合病院も2つあります。国道沿いには、大型ショッピングモールやホームセンター、家電量販店もあり、一通りの生活には困りません。上信越自動車道佐久平PA直結のスキー場「佐久スキーガーデン パラダ」では気軽に冬のレジャーを楽しめます。

小諸市は小諸城址・懐古園がある人口4万人ほどの文化のまち。懐かしさを感じる動物園と児童遊園地は、小さなお子さんがいるご家族のおでかけにとってもおすすめ。市役所に併設した図書館は、豊かな蔵書に加えて、近代的な建物のデザインも非常に人気で、日本図書館協会建築賞も受賞しています。

軽井沢町までふらっと出かけられるのも、魅力です。気になるカフェまで、思い立ってモーニングに出かけることも。星野リゾートが運営している「星野温泉 トンボの湯」は、御代田町民にも人気のスポットです。

次に、御代田町での生活について。日常の買い物は、県内を中心に展開するスーパーマーケット「TSURUYA(ツルヤ)」と24時間営業の「SEIYU(西友)」。TSURUYAは、信州産の素材にこだわったオリジナル商品が充実しており、観光客にも人気です。御代田店は2020年4月にリニューアルオープンしました。

医療面では、総合病院の「御代田中央記念病院」や「みよたファミリークリニック」などの個人院の他、佐久方面へ向かうかりん通りには新設のクリニックが増えています。

町内にある3つの公園は、広々とした敷地に自然いっぱい。また、保育園、小中学校、児童館と、申し分のないのびのびとした子育て環境があります。軽井沢町に新設された幼小中一貫の私立学校「風越学園」へも通学圏内。

御代田町を味わう。何度も訪れたいのは”満たされるお店”

Cafe&Bar green room 西軽井沢は、もちもち麺のナポリタンの他、鶏肉をスパイス漬けしたジャークチキンや、自家製の燻製が人気のお店。砂肝の燻製など珍しい逸品も。ランチでもディナーでも、あたたかく迎えてくれるアットホームなお店です。

またgreen roomは、移住者たちのコミュニティが生まれる場でもあります。ランチやディナーに居合わせたお客さん同士が、お友達になって帰っていく様子も。

https://www.facebook.com/greenroom.nishikaruizawa

焼き菓子と紅茶のお店 Caféル・パス・テは、眺めの良い浅間サンライン沿いにあります。丁寧に焼き上げられたお菓子や、バラエティ豊かなパフェが揃っています。

季節の果物に木の実やスパイスなど、さまざまな素材を掛け合わせた繊細な味わい。ちょっぴり贅沢なカフェタイムを。見晴らしの良い店内で、ほっとひと息。都会の喧騒から離れ、移住した喜びを感じられるひと時です。

https://www.facebook.com/lepassethe/

気になる、御代田町の気候は…

気象について。統計からみる御代田町は、最低気温-12.3℃・最高気温36.0℃。全国的に見ても、降雨量が少なく晴天率が高い地域です。昨今の猛暑で、夏場はエアコンをつける日もありますが、カラッとしているので過ごしやすい。夜になれば気温がぐっと下がるので、熱帯夜の心配もありません。

一方で、冬はとても寒いです。1月2月の朝晩は、氷点下が当たり前。ただし、寒さのわりに比較的雪の少ない地域です。御代田町内も標高差があるので住む場所にもよりますが、雪かきが必要なのは年に数回、という地域も多いです。また、すぐ晴れるので、あっという間に溶けてしまうことが多いです。

冬の寒さは、やはり、実際に感じていただくのが一番。冬だからこその楽しみもたくさんあります。ウィンタースポーツはもちろん、薪ストーブの味わいなどもこの時期ならでは。冠雪した浅間山も、また美しいものです。

インタビュー:私が暮らす、「御代田町」

ここまで、御代田の生活環境について紹介してきましたが、あたらしい「生活の場」として選ばれるのには、他にも理由があります。衣、食、住に加えて、カルチャーやコミュニティなど、さまざまな要素がその暮らしを豊かにします。御代田町に移住してきた方がどんな暮らしを叶えているのか。インタビューをご紹介します。

自分の「好き」が見つかる町/中村里子さん

両親と自分たち夫婦と3人の子どもたち、家族7人で神戸から移住してきた中村さん。

日々の暮らしになんとなく息の詰まる思いを抱えていた頃、家族にとってより良い環境を求める中で、御代田町に出会いました。

現在、家業の傍ら面替(おもがえ)という限界集落で、田んぼや畑を手伝っています。きっかけは、稲作を体験するために参加した「稲作塾」。

「せっかく自然がいっぱいあるので、稲作にも興味があって。外から移住してきた人にも開かれている場所があり、身近に頼れる人がいるのはありがたいですよね。

面替の自然に魅せられた中村さん。「昔は、川にもっとたくさん魚が泳いでいて、竹藪はきれいな段々畑だった」という地元の人の話を聞き、「その風景を見たい」と農業の手伝いをはじめました。「今ある風景は、長い時間をかけて地元の人たちが守ってきたもの。そのことに敬意を払いながら、移住してきた自分ができることは何だろうと考えています。」

「御代田に来るまで、自分の“好き”が何なのかよく分かっていなかったんです。でも今は、田んぼや畑を手伝ったり、古民家の片付けを手伝ったり、自分が好きなもの、大切にしたいものがはっきりわかる。心地よいものに囲まれて暮らしているな、と思えています。」

ないものは作ればいい。その余白が心地よい/大月宏美さん

2019年に東京から移住してきた大月さん一家。夫婦ともに仕事はテレワークに切り替えて、4歳と1歳の男の子を子育て中です。

東京では待機児童を経験。また、多くの保育園が室内型である現状を知り、幼児期は自然の中で育てたいと思いを強めました。そんな中、軽井沢の隣にある御代田町に出会います。

「御代田は、できあがったものが少ない。まだまだ余白がある地域」と大月さん。現在、仕事の傍ら、くらし、アート、食など、様々な分野のワークショップを通して多世代が集える場を目指しています。

「御代田はおもしろい人が多い。活動を通して地元の方とつながったり、子育て中やそうでないひととも交流できたり、輪がどんどん広がっています。」「東京では、公園で遊んだ帰りに近くのカフェへ寄っていたけれど、ここは一歩外に出れば自然がいっぱい。家のまわりにカフェはないので、おうちで何を作って食べようか、という話になる。「消費」から「作る」へ自然とシフトしていった。「無いから作る」というのは不便なことではなく、豊かなことだなと感じています。」

御代田町は、観光の中心地でもなく、ニュータウンが敷き詰めらているわけでもなく、「暮らし」と「自然」が共存しています。ひとりひとりの暮らしを描く、余白のある町。心地よいベッドタウンで、あなたらしい生き方を描いてみませんか。

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