長野で日本の木と土と自然素材でつくる注文住宅を建てるならアトリエDEF | 施工エリア 長野県・群馬県・埼玉県・山梨県・他関東一部

デフの理念

vision

日本の山を守り、育てる

アトリエデフは30年以上にわたり、国産材を使った自然素材の家づくりを追求してきました。そこで見えてきたのは、日本の山の現状。

安価な外材の輸入などにより日本の林業は衰退し、手入れがされなくなった山は荒廃。生物の多様性は失われ、土砂災害などの被害も後を経ちません。

日本の山を守ることは、そこに息づく生き物の暮らしを守ります。 日本の山を育てることは、人も自然も共に暮らしてゆける未来へとつながります。

山と人の暮らしの間に、再び循環を取り戻せるように。そして未来の子供たちにこの美しい地球を残せるように。

私たちは家づくりを通して、日本の山と向き合い、環境活動や自然に寄り添った暮らしの輪を広げていくことで、日本の山を守り育てていきます。

日本の山を守り、育てる
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デフが大切にしていること

1.環境

アトリエデフは、環境問題の解決に真剣に取り組んでいます。環境に負荷をかけない家づくりはもちろんですが、工務店の枠を越えて、山の保全や植林、竹林整備やエシカル商品の開発、子供たちへの環境教育など。これからもたくさんの人たちと協力し合い、活動の輪を広げていきます。

環境事業部

アトリエデフでは、環境保全活動を専門にした事業部を2021年に設立しました。イベントやワークショップの開催、エシカル商品の開発などを通じて、環境意識の啓蒙だけでなく、持続可能な “事業”づくりを行なっています。 環境事業部HPへ

森林保全

家づくりに用いる木材は、すべて日本の山からいただいた自然の恵みです。山への感謝の気持ちと、手入れが行き届いた健全な山と森を未来に継いでいくために、アトリエデフでは全社員での森林整備を毎年実施しています。春は八ヶ岳南麓の「エコラの森」、秋は宮城県栗原市の「みらいの森」にて、日本の山を守り育てる活動に取り組んでいます。

エコラ倶楽部

地域の森林保全団体や、環境保全に力を入れる民間事業者とネットワークを築き、手入れが必要な山の植林・間伐作業を支援しています。また、一般市民も森林保全活動に参加できるよう、春の植林活動、ホタル観賞会、山の林間学校、森の夏まつり、里山整備など、森に親しめる様々なイベント等を企画し、森林保全への啓蒙活動をしています。

アトリエデフの代表がエコラ倶楽部の理事を務めており、アトリエデフとしてイベントの企画や運営のお手伝いしているだけでなく、家を一棟建てるのに必要な約180本分の苗木を毎年寄付するなどして、活動の支援をしています。

エコラ倶楽部HPへ

2.暮らし

アトリエデフは、家づくりだけではなく、人と自然が循環する“暮らし”をつくっています。庭に小さな畑を作って野菜を育ててみたり、生ゴミはコンポストで分解して肥料に変えてみたり。少しだけ手間をかける暮らしは、ただ昔に戻るということではなく、自然とのつながりを感じながら、生きることの楽しさや豊かさを教えてくれます。

地産地消

暮らすことは、食べること。ぜひ、小さくても良いので庭に畑を作ってみることをお勧めします。摘みたてのハーブや季節の野菜を使って料理を楽しむことができます。畑をやってみたいけど何から始めたらいいのかわからない方、土地がなくて畑を作るのが難しい方もご安心ください。お施主さまと一緒に、アトリエデフの土地で畑づくりをしたり、蕎麦や大豆を育てたりと様々な活動を行っています。自分たちで手をかけた野菜や果物が食卓に並び、いただくことの幸せを感じられるはずです。

エネルギー

アトリエデフでは、石油やガスなどの化石燃料はなるべく使わずに、できるだけ自然エネルギーを利用した暮らしを提案しています。太陽の光を集めて熱や電気に変えたり、薪や木質ペレットで暖を取ったり、お湯を沸かしてお風呂に入ったり。雨水は溜めて畑に撒いたり、トイレに使ったり、なるべく土に還すようにします。

自然からいただいた分は、お還しする。自分たちが使うエネルギーくらいは、家のまわりで作り出す。自然界では当たり前のこうしたルールを、少しずつ自分たちの暮らしに取り入れてみましょう。

モデルハウス「循環の家」

アトリエデフのモデルハウス「循環の家」では、人と自然があらゆるつながりの中で生きていることを体験することができます。

敷地内にある畑はもちろんのこと、薪ストーブ、かまど、コンポスト、雨水タンク、太陽熱温水器など、アトリエデフが提案する暮らしを豊かにするツールが何でも揃っており、実際に体験いただくことができます。

「循環の家」にお越しの際は、実際にこの暮らしを実践している「暮らしアドバイザー」が、アトリエデフの家での「暮らし」を丁寧にご案内します。ぜひ一度、気軽に遊びにお越しください。

イベント

アトリエデフでは、暮らしづくりを一緒に体験できる様々なイベントを開催しています。一緒に味噌を作ったり、ミニかまどを作ってご飯を炊いたり、コンポストを作ったり、竹でお箸を作ったり。私たちが提案する“人と自然が循環する暮らし”を、ぜひ一度体験してみてください。 イベントページへ

3.家づくり

アトリエデフは、住む人が安心して健康に暮らせるように、自然素材にこだわった家づくりをしています。トレーサビリティーが明らかな国産材だけを選び、建材もなるべく自然に近い素材を使う。環境負荷をかけない、昔ながらの左官や木組みといった職人の伝統技術で建てる。住む人にとっても、地球にとっても、安心・安全な暮らしを実現することが、デフの一番の願いです。

国産の無垢材

アトリエデフは、どこの山で育ち、どのように管理され、どうやって製造されたかがわかる、国産の無垢材だけを使用しています。集成材や合板、薬品処理された木材も一切使用しません。

また、木材をただ仕入れるだけではなく、製材所と一緒に山の整備や植林活動にも取り組むことで、より安全な素材を自ら育てています。

アトリエデフで家を建てる際は、お施主さまと一緒に実際に山に足を運び、大黒柱となる木を伐採する体験をしていただくことで、日本の山と自分たちの暮らしのつながりを実感いただきます。

人にも地球にも優しい素材

アトリエデフは30年以上にわたり、自然素材の家づくりを追求してきました。木材だけでなく、土壁、漆喰、ミツロウなど、家づくりに使用する建材もできる限り自然素材を使用することで、誰もが安心安全に暮らせる家を作っています。

伝統技術の継承

自然素材で家を建てるには、素材の性質を知り尽くした職人の技術が不可欠です。アトリエデフの家づくりは、職人による伝統的な在来工法。金物をなるべく使わず、木は全て手刻み。壁は左官の塗壁で仕上げます。

職人は誰でも、自分の手・技を追求したいと思うもの。そして、伝統的な技術を用いるかどうかは工務店の思いでもあります。工務店と職人が切磋琢磨し、技術を高め合いながら家をつくっていくということが、伝統技術を継承していく上でもとても大切なことです。

土中環境

私たちの暮らしの足元にあるものは、今も昔も「土」です。お米や野菜を育てる田んぼや畑には、必ず土があります。私たちが食べているものは全て、土から生まれているのです。

そして、土の中には何億、何兆個もの微生物が生息しています。この微生物たちが、植物や動物の排泄物や死骸などの有機物を分解し、豊かな土壌を保ってくれているおかげで、私たちは豊かな作物を得ることができます。つまり、土中にいる微生物がたくさん生息できる、豊かな土壌を保つことが、結果的に私たちの暮らしを豊かにすることにもつながるのです。

アトリエデフは、お家や住まう人だけでなく、周辺の木々や虫など、あらゆる生物たちが心地よく呼吸できる土中環境を育くむために、様々な取り組みを行っています。人が暮らすことで土中環境も豊になっていく、そんな家づくりを大切にしています。

デフの想い

代表取締役 大井明弘

株式会社アトリエデフ
代表取締役 大井明弘

自然素材の家にこだわる
アトリエデフは30年以上にわたり、自然素材にこだわった家づくりをしてきました。そこには住む人の健康はもちろん、未来の子どもたちが安心して暮らせる地球を守り続けたいという強い思いがあります。
なぜそこまで自然素材の家にこだわるのか。そのルーツは私の実体験にあります。もう30年以上前のことですが、私は当時サラリーマンとして工務店に勤めており、いわゆる新建材を使った夢のマイホームを建てました。ところが数日経った頃、家族がひどい頭痛や目眩に見舞われ、アレルギーやアトピーを発症してしまった。当時はまだシックハウスという言葉は知られておらず、病院に行っても原因が分かりませんでしたが、それから自分で色々調べていくうちに、どうやら私が作った家の化学物質が原因で家族に負担がかかっていることが分かってきました。本当にショックだった。自分が建てた家で、家族が不幸になってしまったのですから。
自分の家づくりの何が間違っていたのか?自分は何のために家を作っているのか?そもそも家作りって何だろう?改めて”家づくり”について真剣に向き合うことになりました。そしてとことん考えた末に辿り着いたのは、家づくりとは、当たり前ですけど、やっぱり住む人が幸せに暮らせる場を作ることだなと。そこで私は当時勤めていた会社の社長に、化学物質を極力使わない、誰もが安心して暮らせる家を作ろうと訴えました。しかし、当時はバブル絶頂期、私の言うことには誰も耳を貸してくれなかった。じゃあ自分で理想の家づくりをしよう、ということで始めたのが今のアトリエデフです。
日本の山を守り育てる
誰もが安心して暮らせる家づくりには、安全な素材選びが不可欠です。どこの山に生えていた木で、誰がどうやって加工しているのか、それを自分の目で確かめるために、北は北海道から南は九州まで、とにかく全国を渡り歩きました。
そこで見えてきたのは、日本の山の現状。日本中これだけ山があって木が生えているのに、当時ほとんどの材木屋さんは日本の木を扱っていなかった。代わりに使われていたのは、海外から安価で輸入した外材。これにより日本の国産材は行き場を失い、日本の林業はすっかり衰退してしまっていました。そうなると、山を手入れする人がいなくなり、山はどんどん荒廃していきます。原生林なら自然の力で山は再生していきますが、日本の山の多くは戦後に植樹された人工林。人間が一度手を加えたら、間伐など手入れをしないと、木々は痩せ細り、山はどんどん廃れていってしまいます。
健全な山というのは本来、水を豊かにし、空気を綺麗にしてくれる。私たちの暮らしは、山の恵みに支えられているのです。ところが近年、全国で土砂災害などの被害が後を経ちません。あれは、山の木が大地に深く根を張れていない証拠です。雨が降っても、大地が水を蓄える力がない。山が持っている本来の役割が、うまく機能しなくなっているのです。
このような状況を目の当たりにして、強い危機感を抱きました。このままでは日本の山がダメになってしまう。自分の子ども達が将来、安心して暮らせなくなってしまうかもしれない。じゃあどうすれがよいか。家づくりに携わる者としてできることはシンプルです。それは、海外から木を切って持ってくるのではなく、ちゃんと日本の木を使って家を作ること。そして木を使った分は、新たに苗木をやって山を育てていくこと。さらに、木を植えるだけじゃなく、それをきちんと手入れし続けていくこと。アトリエデフの「日本の山を守り育てる」という使命は、この時から始まりました。
自然に寄り添う“暮らし”をつくる
工務店というのは本来、”家”を作る会社です。しかし、アトリエデフでは”暮らし”を作ることにこだわっています。そこには色々な想いが込められていますが、一番大切にしていることは、人はあらゆる繋がりの中で生きているということを実感することです。
庭に小さな畑を作って、土を耕し、種を蒔き、野菜を育てる。皮などの野菜くずは、コンポストでミミズや微生物に食べてもらい堆肥に変える。雨水はタンクに溜めてトイレや下水道に使い、お風呂やキッチンのお湯は太陽熱温水器で温める。今までよりも少しだけ手間をかける暮らしは、ただ昔に戻るということではなく、自然との繋がりを感じながら生きることの楽しさや豊さを教えてくれます。そして同時に、人の働きは、自分たちが生きていくためだけでなく、自然の仕組みを保つためのものでもあることを実感するのです。
私たちがどれだけ環境に優しい安心安全な家を建てても、どんなに日本の山を守りましょうと訴えても、日本の山の状況はすぐには変わりません。そもそも一人ひとりの考え方や暮らし方が変わらないと、環境は変わっていかないと思います。だから私たちは家づくりを通して、今のライフスタイルに合わせた、自然に寄り添う”暮らし”づくりを広めていきます。
みんなの意識が変わることが、大きな変化の第一歩だと思います。山と人の間に再び循環を取り戻せるように。そしてそれが、未来の子ども達の暮らしを守ることに繋がると信じています。

第7回 環境省グッドライフアワード
「サステナブルデザイン賞」を受賞しました

環境省が主催する、環境と社会によい活動を応援するプロジェクト「第7回環境省グッドライフアワード」にて、アトリエデフが実行員会特別賞「サステナブルデザイン賞」を受賞することができました。