未来に伝えるプロジェクト

ひとつの大事に建てられた家が

  • 家族と一緒に

  • たくさんの
    想い出と

  • たくさんの
    愛情を共有し

その家の素材が
また再利用されることで

人も家も、次の世代にバトンを
つないでいけるように

新・循環の家

[オーナー]

Kさま

竣工日

2023.11.04

経年数

2years

作り手インタビュー

代表取締役社長/営業

大井 明弘

お二人に初めてお会いしたのはもう7年程前のことだったと思います。
それから一緒にいろんな土地や建物を見て回りましたね。
土地や建物だけでは無くいろんな所に行きました。
私は40年以上この仕事をしてきて、これほど長い時間ともに過ごしたお施主様は初めてで多分最後だと思います。
今は短期間に家づくりを始めてしまう方が多いかと思いますが、ほんとうはこのように月日を重ねてお互いを知った上での家づくりが良いのではないかと教えてただきました。
そして、最終的に一番初めに見た「循環の家」に戻ってきましたね!

宮城県栗駒まで大黒柱を伐りに行き、木樵と一緒にそれを伐倒しそれを長野に運び、今度はその材を棟梁が「技と心」を込め築き上げていく姿をみて家づくりの楽しさを感じておられました。
そしてその職人たちに明るく声をかけられ、住まい手と作り手の垣根を超えて人と人の関係を作られていたKさんには感謝そのものです。

「新・循環の家」はお二人にとっての新しい暮らしが待っています。
この家はこれで終わりではなくこれからが始まりだと思います。
そしてこれからこの家に訪れるいろんな方々に「真の生きる」を伝える場になっていくことだと思います。

ほんとうに長い間ありがとうございました。
そして引き続きよろしくお願いいたします。

設計士

高橋 明日香

【大切にしていること】
Kさまが初めて循環の家に来場された日、循環の家の2階から広がる景色を見て、深呼吸をした後、ここは素晴らしいと言っていただいたことを今でも鮮明に覚えています。
ずっとここ原村での暮らしを望まれ、今回、循環の家への憧れを持ってご依頼いただいた仕事は、とても期待の大きい仕事だと感じていました。
循環の家は、あくまでモデルハウスとして建っていますが、『新循環の家』は暮らしが始まりますので、循環の家をどのように設計すればKさまご夫婦が使いやすく、具体的に想像することができるのかに頭を悩ませながら設計させて頂きました。

私は、家はあくまで人が住む箱であり、暮らしがそこでイメージできる箱なのかが大切だと思っています。
デザインがかっこよくて、人が目を引く家ではなく、シンプルで暮らしが想像できる家を腕のある職人が創る。そんな家が長く住み続けてもらえるのではないかと…
今回ご担当いただいた棟梁は、図面から設計者の意図などを想像しながら仕事をしてくださるので、図面を大切にしてくださる職人さんに担当していただけることは、とても嬉しい限りです。

 

【お施主様へのメッセージ】
いよいよKさまがアトリエデフを訪れてから、7年温めてこられた思いが現実となりますね。設計から大黒柱の伐採ツアーも一緒にKさまの家づくりに携わらせて頂き、とても楽しく家づくりを進めさせて頂きました。
今までの海での暮らしから、ここ原村で八ヶ岳の恵みを頂きながらの暮らし。
とても楽しみにされているかと思います。最初のヒアリングで終の住処をここ原村にとお話されていましたね。原村でデフを見つけていただき、デフを選んで頂いたこと、Kさまとは本当にご縁があると感じています。
デフのお家は完成してからが始まりですので、これからも長いお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします。
ぜひデフの家を楽しみながら育てていただけると幸いです。