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『ゆるエシカルマルシェ in 御代田町』 〜わたしにとってのエシカルってなんだろう〜

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2022.3.20
2022.3.20

3/23(水)御代田町のはぐみ館で開催される「ゆるエシカルマルシェ」。ライ麦ストロー販売、焼き芋、おにぎり、ハーブティー、日用品の量り売り、イラスト、セッション、ダーニング(衣服などの修復)や木工のワークショップ、など、10組が出店します。

 

近年、少しずつ見かけるようになった「エシカル」という言葉。筆者は、なんとなく「環境に優しい」というような意味なのかなあと思っていました。

 

主催者のはぐみ館・西村史子さんに聞いてみると「エシカルって、元々は倫理的な行動をする、という意味なんです」と、意外な言葉が。

 

「倫理的といっても、いろんな解釈があると思う。私の考えるエシカルは、自分が起こした行動によって、その先に影響があることを考え、その先はどうなる?というのを想像しながら行動を選ぶこと」と西村さん。

 

なるほど。エシカルというと、自然のために、環境のために、何か特別な活動をすることだと思っていたけれど、今までの行動、選択を振り返って、その影響を考えてみることも、エシカルの始まりなのかも。

 

そんなふうに、このマルシェは、参加することを通して「私にとってのエシカルってこういうもの」という、それぞれの「エシカル」を見つけるものでもあるのです。

 

「自分のエシカルを探るワークショップも企画しています。遊びに来てくださった皆さんにも、考えていただける機会になれば」(西村さん)

 

サブテーマは「ゼロウェイスト」

今回、エシカルをより実践しやすくするために設けたサブテーマは「ゼロウェイスト」。
ごみをゼロにするという考えのもと、「マイバッグ」や「マイはし」、「マイ皿」の持参など、それぞれが取り組めることを考えます。とはいえ、それを強制しないことも大切にしました。 

 

「意識を持ってやってくださる方にはお願いをしますし、そういう習慣がなかった方にも『こういうのがあるんだ』ということを知ってもらうことが大事」(西村さん)

 

イベントタイトルが「ゆる」エシカルなのも、そんなところに理由が。あらゆることには段階があります。エシカルは「しなきゃいけない」と強制するものではなく、自分が始められる小さなことはなんだろう?と楽しみながら探してみて、続けられるものに育てていく。



それぞれエシカルの定義が違うように、できることも皆、違います。暮らしの中に取り入れることが心地よくなり、「エシカルな自分」が好きだなあと思えれば最高。そんな広がりになっていくことも期待して「ゆる」エシカルというタイトルが付いたそうです。

 

マルシェのWEBサイトでは、10組の出店者の方々の「わたしにとってのエシカル」の想いが綴られています。 

「すべての存在が幸せであること。尊重されていること」

 

「地球にやさしい基準で物事を選択をしていくこと」

 

「自分の暮らし、家族の暮らしをより良くしてくれるもの」

 

「意識することでよりよい自分になれる、自分を好きになれるもの」

 

「地球・宇宙環境の保全と恩返し、社会への貢献」

 

「自然、人、社会、地域の繋がりを大切にできる価値観」など…

 

「出店者の思いに触れながら、お気に入りのものを買ったり、サービスを受けたり。それだけでエシカルな時間が過ごせる。このマルシェに来て、楽しかったね、おいしかったね、それだけでも十分なんです」(西村さん)

この町の世代をこえる、かけはしとして

会場となるはぐみ館は、保育士やカウンセリングの資格を持った西村さんが運営する、託児所、コワーキングスペース、シェアスペースなどが一緒になった施設。

 

「はぐみ」には「HUG ME(自分自身を抱きしめる)」「はぐくむ(育む)」という意味が込められており、孤立しやすい子育て中の女性と地域の人々をつなげ、頼り頼られやすい社会を作るための場所を目指しています。

 

はぐみ館が5周年を迎える今年。小さくてもお祭りをしたいと考えていた西村さんが、ちょうど関心を持ち始めていた「エシカル」という言葉。

 

「わたし自身、エシカルが何なのか知りたくて、友人の開催するクリーンセンター(ゴミ処理場)の見学に行ってみたり、町のごみ拾いに参加したり、環境問題に関するトークイベントに行ってみたり。その中で、環境に対して勘違いしていたことや知らないことがたくさんあった。そんな経験を経て、『エシカル=影響を考えて行動する』という自分なりの解釈にたどり着いたんです。だから、意識するだけでも意味がある。このマルシェがそのきっかけになれば」(西村さん)

 

また、テーマを「エシカル」にするにあたり、西村さんは友人にサポートを依頼。

 

「わたしもまだまだ、エシカルを学ぶ立場。だから、今回のマルシェは、環境に関する活動をしてきた友人二人にサポーターとして関わってもらうことにしました。チームだから挑戦できることもあるなあと実感しています」(西村さん)

 

はぐみ館は、古くからの住宅が並ぶ集落の中にある。

 

「この地域に昔から住む、特に年配の方たちは、地道に、コツコツ、少しずつ、ゆっくりと暮らしを歩んできた方が多い。今は、いろんなものがすごい速さで進歩しているけれど、新しいものを取り入れることに抵抗がある方もいるかもしれない。こういうマルシェを開くことで、世代を超えたかけはしになれるんじゃないかという思いもあります」(西村さん)

 

気軽に「エシカル」を楽しんで知ってもらうための「ゆるエシカルマルシェ」は、3月23日(水)10:00から、はぐみ館で開催されます。

 

ゆるエシカルマルシェについて、詳しくはこちら

https://hugme-marche.online/page-605

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