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生木を削って作る?

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湘南オフィス

こんにちは湘南の中川です。
この季節三寒四温と言いますが、こちらの寒さはもう和らいで、
それより花粉に抗うシーズン到来!という少し憂鬱さが先行してしまいます。
そんなことを一瞬忘れさせてくれる春の花々。

オフィス近くに借りている駐車場に咲いていました。
というよりもう群生と言っていいくらい沢山の黄色に驚きです。
さらに写真を撮ったらすぐにそのデータに花の名前が!
今のスマホって、、ナルシサス・バルボコディウム、通称「ペチコート水仙」名前も見た目もかわいいヨーロッパや北アフリカ原産の水仙の一種だそうです。
どこからか飛んできたのでしょうか?

さて、もう1週間以上経ちましたが、マルシェで出店した内容を少しご紹介します。
湘南オフィスがあるBlendという場所はちょっと変わっていまして、国府津を中心にいくつかの施設があります。
それぞれが違った機能を持った街のコミュニティ形成、あるいは活動の拠点となるような場の総称??複合体の呼称だと認識しています。(未だよく分かっていません。)

小田原市国府津のコワーキングスペース&貸切レンタルスタジオ「BLEND」 (seisho-blend.com)

その一角。BlendParkで毎月開催されているマルシェ“Blendmarche”にて木工のワークショップをやらせて頂きました。

毎月マルシェのテーマが異なり、今回は「木工」がテーマということで運営者のダイちゃんこと杉山さんからのお誘いでした。

何をご提供したかといいますと、生木の枝から作る、こちら。

木製のクリップ。おしゃれに言うと“Coffee peg”だそうです。
生木の状態で加工するから“Greenwoodwork”。欧州では古くからあった一つの木工手法です。最近日本でも浸透しつつあり、アウトドアショップや木工の専門学校主催のイベントなども見掛けます。木は乾かしてから使うというのは日本の建築や木工では常識なので、疑問に思う方もいるかと思いますが、加工してから乾かしたり、木が動くことを想定した技術であります。その辺の枝を採ってきて手作りでできる!というのはデフの暮らしの提案にしっくりくる気がします。

材料はいつもお世話になっているKURIMOKUさんから取り寄せた栗駒山の広葉樹です。
こんなちょっとした要望にわざわざ森の中に入って枝を数本提供してくれる材木屋さんなんて、おそらく世界中探してもそうないですよね?
デフとの長いお付き合いの賜物ですね。

左からブナ、ヤマボウシ、クリ、ヤマザクラ、アオハダ、サカキ、、、初めて扱う樹種もありバラエティー富んでいて栗駒の森の豊かさをそのまま表しているようです。

まずは木に触れてどれがいいか?選んでもらうところからスタート!
予想通りクリは人気、そして予想に反してサカキがさらに人気でした。
こうゆう好みってどこ感じるのでしょうかね?私はヤマボウシが見て触れた感じだと好きです。クリもサクラも好きですが

木工作業は上の写真にもあった「削り馬」という治具にまたがって行います。

親子でクリの枝の樹皮を削いでいる様子。
お子様には少し難しめかな?という作業もありましたが、刃物や鉋(かんな)を集中して体験されていました!
私が小学生の頃(80年代!)は小刀を各自に配布され、鉛筆削りなどやりましたが、今は学校で刃物を扱うことってあまりないのでしょうか?
怪我のリスクはありますが、しっかりに説明し、親御さんがついていて下されば子供にとって刃物を使った木工体験は良い経験だと改めて感じました。料理や農作業でも刃物は使いますしね。
もちろん、大人が真剣になって没頭できる木工体験でもあります。

これからはもう少し簡単なメニューも増やして、何かの折にできればと思っております。
このクリップ、意外と活躍しますよ!
コーヒーの軽量スプーンとかいいかな?

それでは失礼します~。

 

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