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アトリエDEF通信

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DEFさんの【Ua値】っていったい?

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ほっしー
八ヶ岳営業所

こんにちは。  橋を歩いて渡る時、必ず橋の真ん中で下の川をのぞくほっしーです。 魚いないかな~とか、あの辺の下にぜったいザリガニいるよとか考えながら。

 

さて、今日もいつも通りマジメな話。

最近の問い合わせのメールで「DEFさんの家は高気密高断熱住宅ですか?」「DEFさんの建物のUa値はいくつですか?」というご質問をたまにいただきます。

人生の大きな決断となる「家づくり」では、建物の快適さと省エネ性能の基準となるこれらの言葉を意識することはとても大切なことですね。

実際に私も30代の頃は皆さんも一度は聞いたことのある「高気密高断熱住宅メーカー」に勤めて、それらの重要性や必要性をお客さまにお話ししていました。 私の家もその会社で建築し、寒い原村で冬も暖かく過ごしております。(おまえなんでDEFにいるんだよ)

【写真は懐かしい11年前のほっしー邸の上棟の様子】

 

今の私の家のUa値は0.50程度です。(出たUa値)

Ua値とは「家の中の暖房や冷房の熱が壁や窓・屋根等からどんだけ逃げていきやすいか」という数値です。 だから数値の少ない方が熱が逃げない家。

【ほっしー邸の断熱材の様子】

ちなみにどんな計算で出た数値かというと。 家に使われている断熱材や窓等それぞれの熱の逃げる数値をそれらの材料を使っている面積で合計して、それを建物の表面面積で割った数字がコレです。

以前は【Q値】という数値で熱が逃げる性能を比べていましたが、現在はUa値に統一しましょうとされています。

ちなみにほっしーの感覚だとUa値0.4以下の家は「超」断熱住宅。 0.5~0.6程度は「高」断熱住宅。 0.7以上は「中」断熱住宅かな。

この「高断熱住宅」って言葉、実は基準はないんです。自分も勝手に「超」とかつけてるし。だから、昔の断熱を考えていない家に比べれば今の住宅は全て「高断熱住宅」です。 そしてとにかく断熱性能を極限まで高めようとしているメーカーの家に比べれば、他の会社の家は全て「中断熱住宅」ですね。

【ほっしーさんチの気密検査の様子】 (建物のスキマ【C値】の話はまた今度)

 

我がアトリエDEFの建物のUa値はというと…。何と!

その前に「スキー靴に植えたひよこ豆」の話 (話変えんな。低くて言いたくないんだろ。)

「しょうーがねーな~。じゃあ教えてやるよ!」(男塾のブログ終わったぞ)

 

すみません話を元に戻しますね。 そこで実際にDEFで建築している延床面積26.0坪のお宅のUa値をほっしーが正確に計算してみました。

ズバリ! 今回計算したお宅のUa値は「0.68」でした。

Ua値は断熱材の種類や施工方法、窓の種類や大きさ・数などいろいろな要素によって変わってきます。 DEFのお客さまは気持ちよく風景を眺めるために大きな窓を付けたり、ほとんどのお宅に吹き抜けがあったりします。 そんな要素も考えると私はこの数字は妥当なところだと言えます。

ちなみに、今回の計算の中ではDEFの使っている北海道産針葉樹繊維の断熱材「ウッドファイバー」が計算ソフトの断熱材の選択になかったので、同じ「熱伝導率」のグラスウールで計算しました。

皆さん、どう思いますか?

数字だけ見ると「DEFさんの家は冬寒いんじゃない?」って思ってしまいますね。 でも、八ヶ岳展示場「循環の家」に真冬に宿泊されたお客さまは、次の日の朝皆さんそろって「薪ストーブ一台だけで暖かかったです~!」と言ってくれます。「土間があるのに、家じゅうこんなに暖かいとは思いませんでした!」と。

私も実際に泊まってみましたが「ウチと同じか、ウチより暖かいかも?」と思ってしまいました。 「実際の体感」は「数字だけの比較イメージ」と違うんです。

もちろん数字は大切!いろいろと考える基準になります。 しかし「モノの良し悪しを数字だけで決めてイイの?」って思う部分は何事においてもありますね。

私がDEFの家に興味を持ったのは、この「数字で表せない秘密」があるからです。 最近やっとわかってきたのが「自然素材の持つ計算では表わせない力の凄さ」です。

DEFの室内側は「モイス」という天然鉱物でできたボード、あるいは「土壁」で壁ができており、仕上げに「漆喰」を塗ります。 そして構造躯体は全て国産の杉あるいは檜・ヒバ・カラマツなどで作られます。

そして、断熱材の「ウッドファイバー」。 この断熱材は発砲スチロール系断熱材やグラスウールと違う別の性能を兼ね備えています。

そこには【蓄熱】というスゴイ能力が備わっているんですよね。 【調湿】作用も大切な要素になります。

高性能は百も承知の石油系建材や断熱材ですが、それは人の快適な生活のために環境を破壊しながら作られるものです。 それを一切使わないのがアトリエDEFの家。

私は今回のお宅のUa値は素晴らしい数字だと思います。 自然素材の住宅会社として国内最高峰の断熱性能だとも思います。 そしてこの数値に家を暖かく保つ、あるいは夏涼しく保つ【それ以外の能力】が加わるんですから。

 

そんなわけで、次回は「数字では表わせない、アトリエDEFの家の秘密」をもう少し深掘りしていきたいと思います。 ご期待下さい。

 

 

【おまけ】

仕事がら、お客さまの土地の境界杭(くい)を探すことが多々あります。 そんな時どこにあるかわけがわからなくなった境界杭をほっしーは必ず見つけ出します。 先日の現地調査でも、前人未到のジャングルの中でほっしーの野生の感が冴えわたりました。

枯れ葉に埋もれた太古に設置された境界杭を発見!

写真は2人組で探したのに、ほっしーとの「境界杭探し対決」で2-0で負けて肩を落とす設計チーム

お隣さんとの境界が分からなくなった方はこちらまでお気軽にご連絡下さい。(どちらだよ)

 

 

 

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