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アトリエDEF通信

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建築士の試験とは?

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今回は、建築士の試験について書いてみようかなって思います。

アトリエデフでも、現在建築士の試験を、頑張って勉強しているスタッフ達が数人います。

学科試験が7月ころ、製図試験が9、10月ころに行われます。

建築の業界にいらっしゃらない方にとっては「なんの話?」という感じで興味もわかないかもしれませんが、お暇であれば見ていってください。

ちなみに、私は自己紹介にも書いてはありますが、一応、一級建築士の資格を持っています。

順番で言うと、先に2級建築士を取得し、その後、1級建築士を取得しました。その後、2級ファイナンシャルプランナーも取ったりしてみました。

ちなみに、建築士の種類には大枠で分けると3種類あります。

木造建築士

2級建築士

1級建築士

3つがあります。何が違うの?って感じでしょうけど、設計できたりする建物の種類や規模にそれぞれ制限があるんですよね。

で、一級建築士の場合は基本制限なし。

こんな感じ↓

ざっくり書くと、延床面積が1,000㎡を超えるような大きな建物は基本、一級建築士でないと設計ができない。

これを建築士法での言葉で表すとこんな感じ(読み飛ばしてやってください)

(一級建築士でなければできない設計又は工事監理)
第三条 左の各号に掲げる建築物(建築基準法第八十五条第一項又は第二項に規定する応急仮設建築物を除く。以下この章中同様とする。)を新築する場合においては、一級建築士でなければ、その設計又は工事監理をしてはならない。
一 学校、病院、劇場、映画館、観覧場、公会堂、集会場(オーデイトリアムを有しないものを除く。)又は百貨店の用途に供する建築物で、延べ面積が五百平方メートルをこえるもの
二 木造の建築物又は建築物の部分で、高さが十三メートル又は軒の高さが九メートルを超えるもの
三 鉄筋コンクリート造、鉄骨造、石造、れヽ んヽ瓦造、コンクリートブロツク造若しくは無筋コンクリート造の建築物又は建築物の部分で、延べ面積が三百平方メートル、高さが十三メートル又は軒の高さが九メートルをこえるもの
四 延べ面積が千平方メートルをこえ、且つ、階数が二以上の建築物
2 建築物を増築し、改築し、又は建築物の大規模の修繕若しくは大規模の模様替をする場合においては、当該増築、改築、修繕又は模様替に係る部分を新築するものとみなして前項の規定を適用する。
(一級建築士又は二級建築士でなければできない設計又は工事監理)
第三条の二 前条第一項各号に掲げる建築物以外の建築物で、次の各号に掲げるものを新築する場合においては、一級建築士又は二級建築士でなければ、その設計又は工事監理をしてはならない。
一 前条第一項第三号に掲げる構造の建築物又は建築物の部分で、延べ面積が三十平方メートルを超えるもの
二 延べ面積が百平方メートル(木造の建築物にあつては、三百平方メートル)を超え、又は階数が三以上の建築物
2 前条第二項の規定は、前項の場合に準用する。
3 都道府県は、土地の状況により必要と認める場合においては、第一項の規定にかかわらず、条例で、区域又は建築物の用途を限り、同項各号に規定する延べ面積(木造の建築物に係るものを除く。)を別に定めることができる。
(一級建築士、二級建築士又は木造建築士でなければできない設計又は工事監理)
第三条の三 前条第一項第二号に掲げる建築物以外の木造の建築物で、延べ面積が百平方メートルを超えるものを新築する場合においては、一級建築士、二級建築士又は木造建築士でなければ、その設計又は工事監理をしてはならない。

こんなん読むかよって感じですよね。

そんな建築士試験ですが、試験は1年に1回。学科試験と設計製図の試験の2種類があります。
学科試験に合格できた人だけが、設計製図の試験へと進みます。

あと建築士試験の特徴としては免許交付資格(今年から変わった、前は受験資格)として、1級建築士は最低2年以上の実務経験が必要となるのが特徴ですかね。建築の仕事をせずに資格だけ取得(そんな人はいないか)はできないみたいです。(たぶん。)

どのぐらいの合格率なの?

木造建築士は端折ますが、2級建築士において言えば、↓

年度で多少違いはありますが、学科試験の合格率は30~40%程度。その後の設計製図試験は、40%~50%が合格する。

なので、合計での合格率は、20%~25%程度。10人いたら、4、5人受かる感じですかね。まぁ一発合格!の人もいれば、何回もチャレンジの末合格という人もいますしね。

2級建築士の試験勉強時間は、平均すると500~700時間程度らしい。
自分も1月から6月までの学科勉強中が毎日2時間程度勉強してて、学科で360時間。
製図試験の試験勉強が、7月~9月中旬で、毎日4時間程度勉強して、おおよそ300時間。
足すと660時間。だいたい平均値ぐらいは勉強してたみたいですね。

じゃあ、1級建築士はというと。↓

こちらも年度で違いはありますが、学科試験の合格率が16~22%。設計製図の試験の合格率が35~40%の合格率となる。

なんだぁ、設計製図は結局4割ぐらいは受かるんじゃん。って思いますよね。そうなんですけどね、ただそこに居るのは1~2割程度合格率の学科をくぐり抜けてきた猛者達の中での4割であり、しかも前年度の製図不合格者の再受験の人たちも含めての数字なので、ハードルは結構高いと思ってます。

全体の合格率としては、10~12%程度。10人いたら、1人が合格って感じですかね。

勉強時間は、1級建築士となると2級よりも範囲も増えたりなんだりで、時間も多く必要です。おおよそ、1,000~1,500時間は必要らしいです。(人によると思いますが)

自分も学科の時は1月~7月は毎日3、4時間勉強してて、おおよそ700時間ぐらい。

製図はもっと詰め込みで、8月~10月中旬で、毎日7時間程度勉強して、525時間ぐらい。
足すと1,200時間ぐらいですかね。
なんかずっと勉強してたというか、仕事と食事と睡眠時間以外は全て勉強してたような気がします。

今までの人生イチ勉強したなと確実に言えますね。(もともと勉強好きじゃないので。)

そんなこんなで、これから製図試験を受ける人達には頑張ってもらいたいなぁっと思っております。大変だとは思いますが・・・

ご拝読ありがとうございました。

まる。

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