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信州だより~ちょっと風変わりな移住 第四話

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のはら
上田本社

まいど~のはらです。移住についてのお問合せも増えた今日この頃、ほっしーが楽しくて、分かりやすいブログを書いてくださっていて、そうよね~と納得しながら読んでおりました。
もはや家として機能していない小屋に住んでいた私としては身に染みるほどです。(笑)

それではさっそく、第四話『山小屋でのくらし』はじまりはじまり~

これまでのお話…
第一話

第二話

第三話

初めての寒い冬がやってきました。今までのペンション暮らしとは全く違うのです。

ある日、遠征から真夜中帰ってきたとき、その日は大雪で除雪車が雪を掻いてくれたのはありがたかったのですが道路に壁ができていて5mほど先の玄関にたどり着けません。幸いウェアのままだったので、雪の山をかき分けながら玄関脇のスコップにたどり着き、そこから1時間ほど掻いてやっと車を駐車することができました。
それ以来、スコップは車に積んでおくもんだなって学習しました。

ストーブがないと家の中は冷蔵庫の中よりも寒く、ニンジンも凍るほど。なんせ、どこにも断熱材が入っていないのですから当然ですよね。
大きなだるまストーブがありましたが暖かいのはストーブの周りのみ。外はマイナス20度を超えていて部屋の中なのにサッシ周りの結露が白く凍って毛羽立っています。
昔、冷凍庫の中で見たことある…。
(今回は白馬と東京の二拠点で生活している写真家の友人からお借りしました。暑いこの季節、涼んでくださいね)

写真提供=aya kubota

夜はマイナス30度まで対応の結構いい寝袋を買っていたので安心して寝ましたが、なんの!朝目が覚めると顔が凍っていて目だけがきょろきょろと動くのねって感じ。

写真提供=aya kubota

またある日、遠征で真夜中に帰ってきて部屋の電気をつけると、一面の土壁が全部ベッドの上に落ちていて、一瞬何が起こったのかわかりませんでした。後でわかったのですが何日も屋根の上に積もった雪が少しずつ壁の中に入っていて、壁の中で凍り、積み重なり、ある日ドカーンと落ちたようです。
それ以来、雪が積もると屋根の雪下ろしをするようになりました。

※イメージですよ
写真提供=aya kubota

お風呂の排水が流れなくなりなんで?と思ったら、外に雑排水をろ過するための箱(浸透ます)が汚れでいっぱいになり流れなくなったのです。
その時初めて浸透ますという名前を知りました。それから何日かかけて中の石を全部出して、隣の小川から新しい石を運び入れ無事きれいな浸透桝に戻したということも。
本当に知らないことばかりで、自分の流している雑排水のの行方さえ考えたこともなかったのですからあきれ返りますよね。

色々ありましたが、あくまでも断熱材のない夏別荘に冬くらすというのが大間違いなんです。
ご安心ください!比べること自体おかしいですが、デフの家ならしっかりと屋根、壁、床、基礎回りにはしっかりと木の繊維の断熱材が施されていますから屋根の上で雪が結露することも、壁の中に雪が入ることもありませんし、快適に過ごしていただけます。
もちろん、屋根の雪下ろしは必要ありませんよ~。

* ✙ * ✙ * ✙

それから数年かけて少しづつ、 友人たちの手を借り手直ししながら整え、そこそこ快適な住まいにしていったわけですが、いつのまにかその家で7年の歳月を過ごしていました。

いよいよ野犬と戦った話を書きたいところですが
思いのほかとても長くなってしまったので
また次回の最終回とさせていただきます。
(つまらない割にひっぱってごめんなさい!)汗

のはら

 

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