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アトリエDEF通信

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リフォームとリノベーションの違い

アトリエDEF
八ヶ岳営業所

こんにちは。
暖かくなって、天気も良いとお外に出たくなりますよね。

庭先で食べるお昼ご飯とかは、なぜか中で食べるよりも美味しく感じます。
あとは登山の山頂でたべるご飯とか。
美味しいですよね。

っと、最近はお弁当に何を入れようか?バリエーションに悩みはじめている丸山です。

で、題名の「リフォームとリノベーションの違い」について。

まぁ単語が違うんですが、英語の「reform」は、「悪い状態からの改良」を意味しているそうで、
マイナスの状態のモノを、0あるいは、0以上にする事を意味する言葉らしいです。

なので、基本的に壊れていたり、汚れていたり、老朽化したりしている部分を直したり、
きれいにしたり、新しくしたりすることを指します。

「マイナスの状態のものをゼロの状態にに戻すための機能の回復」
という意味合いとして使われることが多いため、
例えば、外装の塗り直しや、キッチンの設備の変更、壁紙の張り替えなどがリフォームに該当します。

だから、間取りをあまり変えずに、傷んでいる床を貼りの直す、とか、
ヨレヨレになった壁紙を貼り直す、とか
がこの、「リフォーム」にあたるそうです。

じゃあ、リノベーションは?というと

「renovation」の英単語での意味は、「革新、刷新、修復」という意味。
修復入ってんじゃんって思った方。正解。だから、同じ意味合いも含んではいるみたい。

リフォームとの違いは、
リフォームがマイナスの状態のものをゼロの状態に戻すための機能の回復という意味合いに対して、
リノベーションはプラスαで新たな機能や価値を向上させることを表しています。

アトリエデフでは、リフォームもリノベーションもしています。
どちらかというと、リノベーションの方が多いとは思います。
例えば壁紙のクロスを、漆喰壁に塗り直す。
たぶん、これはプラスαが入っているから、リノベーションなんだと思う。

で、リノベーションの内容について。

多いのは、やはり間取りも含めて現在の暮らしに合わせた形で、中古の建物を
より暮らしやすく、より機能的に、より効果的に、直す事が多いです。

でも、なんでもかんでもガラッと変えるのかというとそうでもない。

もちろん変えないといけない場合もあるとは思いますが、その家が作られた時代だったり
作った人たちは、その人達なりの意図を持って、その家を作ったんだと思う。

それを無視して、ただやりたいように間取りをガチャガチャ変えるというのは、
なんかその家に対しても失礼な気もするし、その土地に合わなくなってしまう場合もあるし
1番は、中古の建物だと構造(基礎・柱・屋根)等は既存を使う事が多いので、
構造と間取りがチグハグになってしまう事は、やはり良くない。
構造的にもだし、抜けない柱が間取りと合わない可能性もあるし。

古い建物の間取りを読み取り、より良くする形を見つける。
それもリノベーションでの楽しみ方なのかなって思ってます。

例えば下の間取り。(ただ無作為に選んだ中古物件です)
東西反転だったり、多少大きさとか、違う部分はあるかと思うけど、
ホント良く見る間取りなんじゃないかなぁと思う。

築30~40年程度の時代に多い気がする。

なんでこんな感じの間取りが多いのかわかりますか?

別にその時代の設計士さんに聞いたわけでも、大工さんに聞いたわけでもないけど。
ここからは私の「予想」でしかないですが。

まず玄関の位置ですね。
昔の家って南にある事がかなり多い。
なぜか?
「家相」っていうモノがありまして、それが流行ってた?のか、あるいは浸透してしていたのか。

あるいは、良く言われるのは、南というのは日当たりもよく、暖かい場所になる。
その場所を誰に対して充てるのか?
昔の家は来客時の事を考えて、来てくれた人に対する思いから「玄関」という場所を、
良い場所とされている南に持ってきているとも考えられます。

まぁ、あとこれは私感ですが、明るくて、清潔で、広くて豪華な玄関から廊下。
居間とか台所は見えないところへ。

なんか見栄っ張りな感じを受けるんですよね。誰に見られているかを気にしすぎているというか。
まぁこれは私感なので、読み飛ばしてください。
あと、昔の家であるのは、居間は居間。台所は台所。和室は和室。
という風に、各部屋を区切り、それぞれを廊下で繋げるという間取りが多い。
こういう間取りだと、余計に玄関が真ん中あたりにあると都合が良いというのもありますよね。

例えば、玄関が端っこの方にあったとすると、自然と廊下が長くなり、家も大きくなってしまうし
日の当たる部屋と日の当たらない部屋の差が出やすくもなる。
あと、2階建ての場合は階段もセットで真ん中に作りやすくなるから、
2階の間取りも東西は同じような部屋を作りやすくなるから都合が良い。

じゃあ、なんで部屋を細切れにするのか?

これは部屋の使い方とかの時代による変化もあると思いますが、
1番は、家の断熱性能だと思います。

昔の家は断熱性能も高くないし、窓の性能も高くない。
家全体を温める暖房の方法もない。(大昔なんて囲炉裏だもの)

だから、生活のスペースを限定して、欲を言えば外気と接している壁を減らし(縁側・押入とかで)
その部屋の周りに、もう1つスペースがある感じにすると、外が寒くてもそれが伝わりにくくなる。

上の間取りを見てもらってわかるように、南にある8帖の和室は、外気と接している壁がない。

という感じで間取りを作っていっている事が多いのかなって読み取れますね。

でも現代ではこれだと使いにくかったり、部屋が暗かったり。
あとは廊下が寒い。
どの部屋へ行くにも、廊下を通らざるを得ないけど、廊下が寒いと、いちいち寒い。
これは玄関と繋がちゃってるからなんだけど、それを改善するとぜんぜん違う。

あとは、断熱性能を上げて、窓の性能も上げて上げて、暖房の方法も見直す事ができれば
もう少し居間と台所、を空間として繋げてたり。

あとは、上の中古物件の間取りであれば、
DKの位置と、北側の4.5帖の和室の位置を入れ替える事が上手くできれば
使いやすい間取りに変わるのかなぁとは思いますが、
こればっかりは、周辺状況だったり、構造だったりを実際に見てみない事にはなんとも言えないのですね。

現在、太田市で工事中の建物も大きな間取りの変更(水廻りの移動)等はしていないのですが
空間を繋げたり、玄関と区切ったりする事で、廊下を寒くしないようにしながら間取りを変えた
リノベーションの工事になっています。

工事前の写真がこちら↓
この光景もよく見る感じですよね。8帖二間が連なってる感じ。

で、現在工事中の写真↓(まだ工事中なので全容はわからないかもしれませんが…)
ほんと単純な話なんですが、2つの部屋を繋げたという。
でも、その建具での仕切り方とか、建具が引き込めるかどうかで
使いやすさとかって大きく変わってくると思うので、凄く大事。

また、完成したらブログに書いてみよと思います。

まる。

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