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アトリエDEF通信

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信州だより~豊かな暮らし~

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アトリエDEF
八ヶ岳営業所

こんにちは。

上田本社の池田です。

私が入社してから、早くも一か月が過ぎようとしていますが、毎日楽しく暮らしています。

私が今までしてきたことは、営業企画課、設計課のお手伝いと、モデルハウスの整備などです。具体的には、モデルハウスの清掃、かまどの番、熊手などの買い出し、猫車のタイヤの交換、庭の草木に樹種を書いたプレートを付ける、アースデイ佐久のワークショップの準備、障子の張り替え、チェーンソーで丸太の玉切り、薪割り、などです。

それって、ただの、雑用じゃん、、、、、と侮ることなかれ。

デフは、形のあるものとして家をつくっていますが、そこにある生活、暮らしを提案しています。デフの家での暮らしを実践し、伝えていくのも、お仕事の一つです。

今回は、障子の張り替えと、薪割りをした一日についてお話していきます。

まずは、朝のモデルハウス清掃の後、お昼までの間に障子を張りかえることになりました。

上田本社の生き字引こと野原さんから、やり方を教わり、慎重に作業を進めていきました。

傷んだ障子を枠から外し、水をかけると、障子紙とのりがふやけて、きれいにはがせます。

うち枠をよく拭いてきれいにしたら、乾かして水けをとります。

次に、うち枠と格子部分にでんぷんのりをつけて、紙を張り付けます。慎重になりすぎて、のりの量が少なかったせいか、最初はうまく張り付きませんでした。多少大目に塗っても乾けばきれいになるということで、紙の上から少しのりを足しました。

最後にうち枠に合わせて定規で紙をきれいにカットして、乾かせば完了です。

こんな感じで、なかなかきれいに張れました。

お昼までまだ時間があったので、もう一枚張り替えてみました。

二枚目ということで、手順がわかっているので、テキパキと、はじめからのりも多めで、やってみました。

一枚目とくらべると、少ししわができてしまいました。

のりも多めに塗ったせいか、裏から見ると少しシミが残ってしまいました。

もっと慎重に、紙が乾くのを待ってやるべきでしたね。のりの加減も難しいです。次に張り替える時にはもっとうまくやりたいなぁ。と次の張り替えが楽しみになりました。

午後からは薪割り機を使っての薪割りをしました。

エンジン式のジャッキで刃に薪を押し付け割っていきます。

はじめは、薪が割れる音が気持ちいいなぁ~なんてのんきなことを考えながら、鼻歌交じりにやっていましたが、一時間もすれば、疲労がたまっていきます。

高校時代に部活で痛めた腰がうずきだし、エンジンの振動と、玉切りの重みで腕もだるくなっていきました。それでも目の前には全然減ってない玉切りの山。

こうなってくると、だんだん頭が冴えてきます。このペースじゃ終わらない、もっと楽にやってやる、もっと早く、うまく、効率よくやってやる、、、。

まず環境を整えます。何度も玉切りの山と薪割り機を往復しなくてもいいように、手の届く位置に玉切りをある程度運びます。できた薪は割ったそばから猫車に積めるように猫車も寄せておきます。(こんな当たり前のことすら、はじめはしていませんでした。)

こうしてベスポジが完成しました。

次に薪の割れ方をよく観察しました。細いもので、断面の直径が刃よりも小さいもの、刃と同じぐらいのものは、適当に真ん中に刃を当てれば真っ二つになります。しかし直径が刃の二倍、三倍のものになってくると、きれいに二つに割れません。基本的には木の繊維に沿って割れますが、枝、その内部の節の部分は繊維の方向や量が変わっていて、その繊維を避けるように割れます。また、繊維自体がねじれている木もそのままねじれたように割れます(下写真)。中心が虫に食われている木も、真っ二つになりにくく、2:3ぐらいの太さに割れるようです。

観察して分かったことから、どう割れるか予想しながら、刃を押し付ける位置を決めました。そこからはひたすら試行錯誤です。狙った通りに割れるときもあれば、予想が外れることもあり、外したらどう割れたかをまた観察します。そうしているうちに徐々に、予想が当たるようになっていきました。はじめはひたすら真ん中に刃を押し付けて、ちょうどいい大きさまで細かくしていただけですが、狙って割り始めてからは若干ペースが上がったと思います。

木も生き物なので、二つと同じものはなく、毎回予想も変わりますし、結果も違います。だんだん楽しくなってきて、作業に没頭してしまいました。

知力、体力を尽くして目の前の作業に没頭する。生き生きとした時間が過ごせました。(すごい地味な絵面ですが。)

デフでは、お昼ご飯を自炊してみんなで食べるのですが、その時の話題も「この食材は、この前失敗したから、今回こういう調理をしたらおいしくなったね。」「去年は畑であれを育てたけど、どうしたらもっとよく育ったのかな。」といったことです。

デフの家で暮らすことは、ちょっとした試行錯誤と成功体験にあふれています。そんな暮らしの積み重ねが、自己肯定感、住まいや土地に対する愛着を育んでいくのだと感じました。

来月からは工事課で実際の家づくりを学んでいきます。

ではまた

池田

 

 

 

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