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アトリエDEF通信

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八ヶ岳の風~土壁としてのデビュー前の話。

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おぐっぴー
八ヶ岳営業所

こんにちは、畑が2サイクル目に突入しました、小倉です。
冬野菜の代表、白菜やカブの種をまいてみました。どうなるんだろう・・・。
今回使った種は、野口種苗研究所という、固定種にこだわった種屋さんから購入しました♪

さて、アトリエDEFの家には、”土壁”が使われています。
羊毛の上に、木づり、荒壁、中塗り、漆喰という順に、壁が仕上がります。
詳しくはこちらでも!
「13、壁塗り。左官屋さん、土壁。」https://a-def.com/defblog/35992

割れたり、ぼろぼろにならないの?という質問がよく出てくるのですが、
基本的にはその上から漆喰を重ねますので、ご安心ください♪
また、荒壁の土にはワラが混ざっているので、丈夫です。

そんな今回は、”土”の状態から、”荒壁の土”になるまでに密着しました!!

まずは、材料のご紹介から。
舞台は、長野県東御市。八ヶ岳営業所からは1時間半くらいのところです。
こちら、原料となる土。
少し粘土質で、塊もごろごろしていますが、これに水を加えて練っていきます。
この土は栄養が豊富ではないが、その方がいい、とのこと。
周りには、栄養が少なくても良く育つ蕎麦畑が広がっておりました。

こちら、丈夫にするための藁です。
無農薬でお米を作っている方から、おすそ分けしていただいています。

さあ、混ぜましょう!
水を投入~~~~。

水を含んだ土は、とても重い!!
荒壁塗りの時も重さを実感しましたが、「はたらく自動車」が出てきました。
規模が違います。(本来は、この倍の量を混ぜるようです。)

ある程度、混ざったら、進化版耕運機の登場です!

すりつぶすようにして、混ぜていきます。
この耕運機、すごいパワー…。あまり力を入れなくても勝手に進んでくれます。笑

工事部のあっちゃんも体験!

滑らかになってきたら、藁を投入!
その後もひたすら耕運機を進ませます。


混ぜ続けること、30分。。
こんなに滑らかになりました・・・!
まるで、”角が立つくらい”に泡立てた生クリームです。


完成した土は、下にセットしてあるコンテナに入れていきます。


仕上げは人力でいれるのですが、この土が重いこと重いこと・・・・。
力のない私は、全然役に立ちませんでした・・・。

家の材料を作るところから見ることができるのも、身近にあるものだけで作られているからこそ。
また、自分たちが生きるために、あらゆるものを自然から拝借しているということを
とても感じました。
当たり前のように食べたり、捨てたり、作ったりしていますが、
未来でも自然を味わえるように、借りたものはしっかり返さないといけませんね。

アトリエDEFの「土に還る家」は、拝借した自然の恵みをしっかり地球に返せる家。
改めて、たくさんの返せる家ができてほしいなあと感じたおぐっぴーでした。。

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