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アトリエDEF通信

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12、断熱材

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キノ
関東営業所

連載企画「家づくり〜夢が形になるまで」は、12回目。

 

今回は、タイトルにした「断熱材」に焦点をあててみたいと思います。

 

読んで字のごとく。「熱を断つ材量」で、断熱材。

外の夏の暑さや冬の寒さ、これらを遮ってくれる大事な材量です。

 

DEFで使用する断熱材は、この2つ。

フォレストボード

杉の木の皮をコーンスターチでできた糊を使って固めたもの。なので、土に還る「循環可能」な断熱材です。

 

羊毛断熱材

現在提案しているほとんどは、こちらになるのではないでしょうか。はい。ウールでございます。

DEFで使っている製品は、これにポリエステルを混ぜているのですが、半分以上は羊毛で出来ています。

モコモコの羊さんをバリカンでグワーンと毛を刈っても、しばらくしてまた新しい毛が生えてくる「循環型」です(笑)

 

この羊毛断熱材と比較され、かつ一般でも多く流通されているのはグラスウールです。こちらは、短いガラスの繊維で作られているので、取り付けの際はチクチクと痛いそうです。

羊毛はご想像の通り。フッカフカなので取り付けているそばから顔を埋めて幸せ気分です(笑)

 

吹付け式のウレタンフォームやポリスチレンフォームなんてものもありますが、これを吹き付けた木材は家が朽ちたときに産業廃棄物になってしまうとのことで、処分方法には「?」が残ります。

 

なぜ羊毛なのか、というところ。

 

上に書いた「循環型」というのは、冗談めかして書きましたが、けっこう真面目な理由の1つです。羊さんの命は奪ってませんし。むしろドレッドヘアーになることから守ってあげています(笑)

 

そして聞くところによると、山登りをする人たちの間では「登山にはウール製の下着」というのは、常識と言っても過言ではないほどらしいです。標高の高い山では、下と頂上付近ではかなりの気温差があります。僕も富士山に何度か登りましたが、始まりの5合目はギラギラの夏でも、頂上は秋ぐらいの冷え込み。雨でも降っていたら体感温度は冬なんじゃないかと思うほど。それくらい違います。

 

アタック中にかいた汗が、頂上付近で冷えるわけです。

そうなると、一般的な下着では発汗作用もなく濡れたままとなり冷えてしまいますね。体温は奪われ、低体温症と言って死に至るケースもあると聞きます。

 

しかし、ウール製の下着なら汗はすぐ乾く。

水に強いんです。命を守るアイテムなのです。

 

過去に八ヶ岳のスタッフがこんな実験をしたことがありました。ビッシャビシャに羊毛断熱材を濡らす実験です。→「YOMOで実験しました。

 

このブログにもあるように壁の中なので断熱材が水で直接濡れることはありませんが、湿度の高い日本でもへっちゃらなのです。羊さんが雨でずぶ濡れになって、何日もそのままだったらとっくに絶滅してそうですよね。乾けば元に戻ります。断熱材になってもそれは同じこと。

 

他に、自然素材としては「セルロースファイバー(またはセルローズファイバー)」というものもあります。これは古新聞でできています。ですが、けっこうな重さになるのが心配のタネと聞くことがあります。

反面、ウールなら軽いです(^^)ギラギラ輝く太陽の熱を遮るために屋根には外周の2倍の厚みの断熱材を入れますが、この軽さなら安心です。

 

断熱材は、「熱伝導率」という数値にてその性能を比較することができます。

インターネットで「断熱材 比較」と調べてみてください。すぐに比較サイトで調べることができますし、メリット・デメリット、それぞれ書いてあります。

 

でも、羊毛断熱材についてはどこもあまり記述が多くないです(苦笑)

おそらく、シンプルすぎてあまり書くことがないのでは、と。

 

DEFで使う素材は、シンプルなものばかりです。

 

それが一番自然に寄り添った形なのです。

 

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