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アトリエDEF通信

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カナダ人大工のお話会〜イベントレポート@えんの家

キノ
関東営業所

 

カナダ人の大工さん??

 

はい。アトリエDEFは、そんな方ともつながりがあります。

 

お名前は、アダムさん。プロフィールはイベント情報に記載してあるので、ここでは割愛させていただきますm(_ _)m

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高崎市の八百屋さん「BIOSK」の敷地内に建てた、実験棟というものがあります。7坪ほどのの小屋、とでも言いましょうか。最近、漆喰を塗って綺麗になったそうですが、そのお話はまた今度。

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縁あって出会い、DEFの考え方に共感し、この実験棟をきっかけに、その後何棟も実際の住宅の施工をしてくれている彼。

 

まず印象的だったのが、「日本人には産まれたときから目の前にあるものだから当たり前のものにしか見えない。でも、カナダから来た僕には全てが新鮮。だから、なぜこの木を使うのか、なぜこの方法で建てるのか、深く勉強したいと思えた。」という言葉。

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これ、すごく大事だと思うのです。なかなか自分自身でも実践するのが難しいことなのですが…。日本人にしたらある意味ひねくれた見方なのかもしれません。でも、当たり前のことに疑問を持つ、というのは本当の「理解」につながる第一歩なのかな、と。

 

子どもたちから「なんで?」とよく聞かれます。でもそれって裏を返せば「好奇心」なんですよね。こういう言葉にしっかり向き合うことも大事なのだと、陰ながら思いました。

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さて、「手刻み」という言葉、ご存知でしょうか?

 

まず、家を建てる工程の一つに「刻み」というものがあります。設計士が作った図面を見ながら、仕入れた材木に墨で印をつけ(墨付け)、これを凹凸にするなど加工する工程を「刻み」と呼びます。こんな言葉で軽く言っては失礼かと思いますが、「パーツ作り」ですね。

 

これを手で行うことを「手刻み」と呼びます。

僕も先日薪小屋を建てたときにすこーしやらせてもらいました。

 

これに対して「プレカット」という言葉があります。

プレとは、英語で”pre”。

一例として”preview”という英単語があります。プレビュー。

 

使用例(1)公開前の映画をプレビュー。=試写

使用例(2)ブログをプレビューしてからアップする。=事前に見る、チェックする

 

“pre”は「事前に、予め」という前置詞です。”pre(予め)”+”view(見る)”ということで、上のような意味になります。カナダ人大工にちなんで、英語の豆知識も入れてみました(笑)

 

つまり、プレカットとは本来、「予めカットする、事前に切っておく」という意味です。まぁ、大工さんも加工場で予め材木を加工するので「それもプレカットなのでは?」と言われるとそれまでですが、業界では「現場に搬入する前に【機械で】工場で加工しておく」ことを示します。

 

ここがポイント。大きな違いです。手と機械の差。

機械化は、近代化の一端。そのほうが、安く、早いです。これはこれで、大きなメリットです。エンドユーザーにも安く提供できますものね。

 

アダムさんのお話では「プレカットと手刻みと、現場(の雰囲気)が全然違う」そうなのです。

 

なぜ?

 

プレカットは、作り手の顔が見えません。工場でチュイーン!と切るだけなので。

手刻みでは、大工さんが木の目、ねじれ、曲がりを読み、どこにどの材を使うべきか、図面を見ながら一生懸命、丹精込めて真摯に向き合った材が出来上がります。

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上棟後、様々な業者さん、職人さんが入り、一軒の家が出来上がります。

その各種施工の際、「ここ、穴開けていいですか?」というような言葉が飛び交うとのこと。例えば、電気の配線など。

 

そりゃ、そうですよね。想いを込めて、考えに考え抜いて刻んだ木材。自分が刻んだわけではないこともありますし、穴を開けるには、気が引けます。無下には扱えません。

 

その一言がきっかけになり、お茶の時間などにも自然と職人同士の会話が生まれるそうな。

 

よく知る同士になれば、現場に向かうのも楽しくなります。モチベーションにつながります。結果、いい仕事ができるようになります。いい家が建ちます。

 

家造りは「人対人」。お施主さまが素敵な住まい方をしてもらうために、最良の家を引き渡す仕事。手は抜けません。DEFも設計が図面を書き始めるところから「1対1」で向き合います(広報もですが)。

 

相見積もりをお断りしているのは、これが一番の理由です。

家造りに本気です。お客さまにも本気になっていただきます。

 

またもやアツく&長くなってきました(大汗)

 

この他にも、本当にいいお話をたくさん聞くことができました。司会を担当しましたが、聞き入ってしまい場を回せなくなった一面も(^_^;)

 

例えば…

 

国産材と外材(ベイマツ)の違い。

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日本の風土にあった材木は、柔らかいスギ。

柔らかいぶん、金物とは相性が悪い木。

もっと言うと、金属の接合ありきで建てるプレカット材には、実は不向き。金属パーツの改良も進んでいますが。

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木は切った後に曲がる(あばれる)。若い木ほどあばれる。

「むくり」が上になるように、構造材を刻む。などなど、「木(の動き)を読む」のは大工の仕事。

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↑このお話は「なるほどっ!!」の一言。書いてくれた図解も分かりやすかったです。

先日の本庄市のカフェ「ニノクラ」の築100年を超える蔵の梁も、構造材は弧を描いていました。反対にしてしまうと、力が入らずに屋根が落ちてきてしまうからです。突っ張っていたほうが支える力があるからです。

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そして、継ぎ手のお話。継ぎ手の理由。

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正直、この一つひとつの内容で長文のブログが書けてしまいます。

 

ですが、申し訳ありません。これは僕が受け売りのように情報を横流ししてはいけないのだと思います。大工さんから直接聞くことにも理由があるように感じます。言葉に力がなくなってしまうのです。

 

m(_ _)m

 

この日のランチは、サンデールームさんから仕入れた安心安全のお野菜たちをコロッケに。お子様にもお手伝いしてもらいました◎

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綺麗に揚がったホクホクコロッケで、いざ昼食!親戚一同が集まったような大人数でのご飯、賑やかに楽しくいただきました(^^)

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終始、本当に貴重なお話でした。2時間では全然足りない…

 

次は、ウッドデッキを広く使えて、もっとたくさんの方々に聞いてもらえる時期に開催できたらと個人的に思っています。その時は、ぜひぜひご参加くださいませ◎

 

(その他のイベントでも)お待ちしております!

 

次回は、2月12日(日)「わらの鍋敷きづくりと土鍋ランチ」です(^^)

 

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↑解散後、「だるまさんがころんだ」を始めた参加者の皆さん(笑)昔遊びイベントなんかも面白そう!?

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